【有田圭一 コーチ】バドミントンでの「工夫」を考える③(運動と食事)
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今回は、バドミントン上達のための私なりの工夫をお伝えいたします。(あくまでも私の体験ですのでご参考程度に読んでいただければと思います)
年齢に見合った運動
自主トレーニングを続けた10年間。その後も強化合宿などでトレーニングを生徒に課した時、40歳代前半の私も同じようにやってみることがありました。
大ウサギ跳び(連続立ち幅跳び)やダッシュなど、合宿初日なので生徒を鼓舞する意味でもやってみました。
しかし…翌日になると半端ない筋肉痛に。
痛くて動けず、生徒とのゲーム練習もできない状態に。この時、いきなり高負荷のジャンプ系をやると動けないくらいのダメージが来るんだなと気づきました。
また、社会人の全国大会でも初戦前のストレッチでハムストリングスを伸ばしているときに、ビキッと痛くなりました。
その後の試合は何とか騙しながらやりましたが思うように動けませんでした。
周りの選手がしっかりとストレッチしているのを見てやらなければ!と気合を入れてやった結果でした。
そういうことが度々起こるようになり、年齢に見合ったプレースタイル、トレーニングが必要になってくると強く感じました。
デスクワークが少ない職場では日中も運動ができると思います。
私も体育教師だった頃は授業中に指導しながらトレーニングしていました。
しかし現在は英語を担当しているので屋外ほど動けません。
いきなり教室でトレーニングをするのもどうかなと思うので控えています。
職員室ではバランスボールを椅子代わりにしていた時もありました(ボールのせいではありませんが、おしりに急激な痛みが出てからは元に戻しています)。
1日は24時間
しかし本来、人間も動物同様、いきなり動いても怪我などしないはずですし、犬や猫が肉離れを起こしたり、攣ったりしたのを見たことがありません。
やはり全身を使わない生活習慣が怪我の原因になっていることは一目瞭然です。
バドミントンの仲間に農業を営まれている人がいますが、怪我をする様子もなく年齢を重ねるごとにタフになっている感じがします。
もう少しバドミントンの練習を頻繁にできるか、日中に屋外でも体を動かせるように環境を工夫する必要があります。
シニアトップクラスの人でそういう職場環境を実現されている方はうらやましい限りです。
しかし、それが難しい場合は朝夕の時間の工夫が大切になってきます。
つまり睡眠時間(1日最低6時間以上、8時間が目標)などを考えても一日のタイムスケジュールをしっかりと組まないと運動する時間の確保が難しいのが現代の社会です。
英語学習を“超”本気で取り組んだ半年間、細かくスケジュールを立てて、ノート管理していた時期があります。
このときに思ったのが1日24時間というのは本当に短いと感じたことでした。
睡眠、食事、仕事、勉強、休憩をうまく回さないと1日の勉強時間が確保できません。
英語はトレーニングと同じなので毎日やる必要があります。やりすぎて疲れれば能率は上がりません。
適切に休憩を取らなければなりません。
職場環境を極力整えつつ、それ以外の環境をどうしていくかを考えるようになりました。
この時期からテレビをほとんど見なくなりました。
食事
体を作るのは食事です。
何をいつ食べるか。私がいま行っているのは朝食を摂らない1日2食習慣です。
「ファスティング」という断食ダイエット法がありますが、それをモデルとして行っているのではなく、空腹感を体に感じさせるという目的で行っています。
体に危機感を覚えさせ、自然治癒力などを高めたいと考えています。
それからはまったく風邪をひかなくなりました、というか風邪の兆候がかなり敏感にわかるようになりました。
体に何となく違和感を感じた時はお風呂に入ってさっさと寝ます。昼と夜は普通に食事をします。
しかし朝は水分(炭酸水かコーヒー)をとる以外は全くとりません。
始めてもう3年くらいになりますが、最初に体重が減ってからはリバウンドしていません。
一度、朝を食べない状態で試合をしてみればどうなるかを全国大会で試してみました。
すると意外と問題なく動くことができました。
それからは「食べたい」と思うときは食べますが、「食べなければいけない」とは思わなくなりました。
基本的に食べたいものを食べていますが、ジャンクフードを好んでしまうときは体調が崩れ始めているとき。
生活習慣に注意し、睡眠不足やストレス過多になっていないか確認します。頑張りすぎは禁物です。
また、食べ物で摂らなくなったのは「牛乳」です。
やはりよろしくないと書かれている書物が多くみられました。
牛乳の代わりに豆乳をとるようにしています。
最初は薄いと感じるかもしれませんが、慣れてくれば逆に牛乳は濃すぎて飲めません…。
そして肉類ですが、できるだけ「牛」から離れたものをとるようにしています。
ただ、今日は焼き肉が食いたい!!と体が思うときは…食べます。
次回は睡眠や入浴などもお話しします。
‐ひとこと‐
整体に通っているときに、ある万能薬ともいえる飲み物を紹介していただきました。
これは整体の先生がある医者から聞かれたそうですが、医学界でそんなことを発表すると大変な目に合うらしいので世間には広まっていないそうです。
- クエン酸+重曹=>炭酸水
という飲み物でした。
簡単にできますし、ライムなどを混ぜるともっとおいしく飲めます。
詳しくはお調べください。
バドミントンの名門校として有名な、「東大阪大学柏原高校」バドミントン部元顧問 バドミントン協会公認コーチ 短期間で、選手を劇的に成長させるその指導手腕が注目され、 これまで数多くのバドミントン雑誌で取材を受ける。 また、バドミントンの技術研究と、効果的な上達ノウハウの普及活動に余念がなく、 全国のバドミントンプレーヤーに人気のサイト、「バドミントンアカデミー」を運営。 選手としては、中学から大学在学中まで、バドミントンをプレーしており 個人戦で、継続的に全国ベスト16~32の成績を残した、優秀な選手でもあった。 シニア選手としても活躍し、全日本はもちろん、世界シニアにも出場している。
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