ゲーム練習の効果を上げる「4つ」の意識
普段の練習で「ゲーム練習」をしていますか?
一定の人数がそろわないとバドミントンはゲーム練習をできませんが、試合で勝つことを考えると、効果的な練習です。
フォーム固めでの時は、素振りや基礎打ち、ノック練習が主な練習方法になってきますが、テクニックを練習で磨くだけでは勝つことはできません。
そこで今回はバドミントンにおけるゲーム練習の重要性と、ゲーム練習の取り組み方について、ご紹介させていただきます。
目次
ゲーム練習の意味
バドミントンにおけるゲーム練習で期待できる効果というのは、やはり実践感覚に近い練習ができることです。
また、自分の得意な局面、または苦手な局面に対応できる能力を集中的に磨くことのできる練習でもあります。
例えば、先ほども言ったようにフォーム固めなら基礎打ちやノック練習が多くなるでしょう。
そして、この練習で習得したショットを実際に動きながら使えるようにするのがパターン練習です。
以上の技術やパターン練習を実践で使えるよう、実際の試合に近づけてスコアを数えて行うのがゲーム練習の意図になります。
自分の組み立てを確立する
自分の得意な組み立てを確立するためにも、ゲーム練習は効果的です。
実戦形式なので、規則的に動くパターン練習とは違います。
1打ごとに変わっていく状況の中で良いショットが打てたとき、どういう組み立てでそのショットに繋がったのかを探すこともゲーム練習の意図です。
自分の組み立てを見つけ、実際にゲーム練習で試し、磨いていく。
これがバドミントンにおけるゲーム練習を行う上で大切なことです。
苦手なことの課題を発見する
ゲーム練習をしていると、自分の組み立てを確立していく中で課題が見つかることもあります。
どうも、フォア奥への移動が遅れてしまうと気づけば、フットワーク練習やノック練習を行い、重点的に苦手克服の練習にも取り組むことができます。
模擬試験のような意識を持つ
ノック練習やパターン練習が勉強だとすれば、ゲーム練習は模擬試験のようなものだと思ってください。
今までの勉強してきた問題、している問題(局面)が出たときに、きちんと答えることができるのか。
ゲーム練習という模擬試験で試し、解決できなかった問題、新たに出てきた問題をまたノック練習やパターン練習で復習する。
これを繰り返しながら実力をつけ、試験(大会)に挑む。
ですので、ゲーム練習は苦手を克服するというよりも、その選手の良いショットをより良いものにしていく練習です。
「考える」ことが重要
以上のように、ゲーム練習で自分のショットをより良いものにしていくには、ゲーム練習で「考える」ことが一番の重要点です。
- 「なぜ、良いショットが打てたのか?」
- 「そのときの展開はどのようなものだったのか」
ショットだけでなく、それまでの道筋も含めゲーム練習では振り返りながら、考えていくことが大切。
第三者が指摘するのは簡単ですが、答えを教わるのではなく、自分で考えながらゲーム練習をすることで、より自分のものになりやすくなります。
ゲーム練習よりも練習試合
もっとも実践に近いのはゲーム練習よりも練習試合です。
シングルス、ダブルスともにすべて本番と同じシチュエーションで行うことができます。
ラブオールから始まり、インターバルもありとより本番に近いほうが、より効果のある練習になります。
練習に変化をつける
ゲーム練習でも変化をつけてみるのも、新たな気づきがあり、実のある練習になる可能性もあります。
例えば、いつもと違うペアでゲーム練習をしてみたり、普段はやらないシングル(またはダブルス)をやってみるなどです。
色々な経験、刺激があることで
「あっ、こんな方法もあるんだ」
「こういう攻められ方もするんだな」
と、普段では気づかないこともたくさん出てきます。
時には異性と組んミックスダブルスのゲーム練習をするのも良いでしょう。
ラリーのスピードやテンポの違い、カバーの範囲など違う負荷がかかることも勉強になることがあります。
色々な方法がありますので、試してみてください。
まとめ:本番の感覚でゲーム練習を
「練習」という言葉はついていますが、実践を想定した内容です。
「これは本番なんだ」と常に自分にプレッシャーを自分に与えることで、効果的な練習になります。
また、このような気持ちを切り替える練習を普段からしておけば、本番の試合でも緊張することなく、試合に臨むこともできます。
ですが、毎回の練習の中で「本番なんだ」と思い、ゲーム練習を実践に近い状態ですることは難しいことです。
かといって、やらないことよりも、そのつもりでやろうと思って練習に臨むのことのほうがたくさんのメリットがあります。
ぜひ、いつもの練習を振り返ってみて、練習の取り組み方を見つめなおしてみてください。
ビーレジェンドプロテイン「スポーツ&ウェルネス」の 詳細はこちら