【バドミントン】オーバーヘッドストロークをコンパクトに打つ「5つ」のコツ
ドロップ カット スマッシュ クリア・ドリブンクリア テクニック
この記事では、オーバーヘッドストローク(スマッシュやクリアなど)をコンパクトに打つためのコツについてご紹介します。
普段、練習をしている中で、
- 「スマッシュが大振りになってしまう」
- 「ハイクリアを遠くに飛ばせない」
- 「スマッシュを打つのか、クリアを打つのかが、すぐ相手にバレてしまう」
というような悩みを抱えたことはありませんか?
バドミントンのショット全般において、相手に何を打つかを悟られないようにするためにも「コンパクトに打つ」ことがとても重要になってきます。
そのなかで、シャトルを上下左右にコントロールしたり、強弱をつけていく必要があります。
つまり、スマッシュやクリア、カットのようなオーバーヘッドストロークは“すべて「同じフォーム」で打てる方が圧倒的に有利”だということです。
ですので、今回の記事を参考にして、コンパクトなスイングでもしっかりとコントロールしながら、ショットの強弱が付けられる「5つ」のコツを習得してください。
目次
オーバーヘッドストロークをコンパクトに打つコツ(①手首を使う)
まずは、手首を正しく使えることがコンパクトに打てる最大の条件です。
これは、猫の手のように手首の甲側や掌側に折るような運動ではありません。
過去にも何度もご紹介させていただいているように、バドミントンの手首の使い方が「回内・回外」です。
この打ち方ができるようになれば、手首もほとんど痛めることはありません。
逆に手首を痛めててしまう選手は、きちんと回内・回外運動を使えていないかもしれません。
また回内・回外運動を使うには、リストスタンドした状態で使う必要があります。
ちょうど、うちわで顔を仰ぐような動作が回内・回外運動の動作です。
こうすることで、小さなスイングでも、前腕のパワーをフルに使えるようになります。
☆参考記事☆ ⇒ 使い分けて上手くなる!「基本と応用」グリップの持ち方
オーバーヘッドストロークをコンパクトに打つコツ(②脱力と力み)
グリップの握り方にも注意が必要です。
力強く打とうとすると、どうしても力んでしまいますが、逆効果です。
軽くラケットが落ちないぐらいに握りこんで、インパクトの瞬間にギュッと握ることがコツです。
握って止めると腕自体は止まっています。
ですが、ラケットヘッドはシャフトがしなる分、鞭のように腕が使えます。
そのしなりで、ラケットヘッドが最速で回り、シャトルにパワーが生まれるという訳です。
よくグリップテープが削れるという方は、握り込み過ぎているかもしれません。(もちろん、練習頻度にもよります。)
“脱力”と”力み”を上手くコントールしてください。
オーバーヘッドストロークをコンパクトに打つコツ(③肩甲骨を使う)
手首以外のも、肩甲骨を正しく使うことでコンパクトなスイングでもパワーを出すことができます。
特にゼロポジションの位置からの肩甲骨の内転・外転運動がポイントです。
これは肩甲骨を寄せたり、開いたりする動作です。
こうすることで、スムーズに肩を回すことができ、コンパクトなスイングでも力強いスイングが可能です。
後で紹介する、胸郭の動きにも関わってきますので、普段から肩甲骨を柔らかく使えるように意識して練習をしてください。
オーバーヘッドストロークをコンパクトに打つコツ(④胸郭を使う)
腕だけでなく、胸郭がしっかりと使えるようになることも、スイングのパフォーマンスアップにつながります。
詳しい動画を見つけましたので、共有させていただきます。
※「MORIピッチングラボ&もり鍼灸整骨院」チャンネルより引用
トップ選手のスマッシュやレシーブを見ていると、胸を張ったり丸まっていたりしているのを見たことはありませんか?
特にスマッシュなどのインパクト前での胸を張りがあるか無いかで、ショットに威力にも直結してきます。
先ほどの4つ目のコツで紹介した、肩甲骨の動きと連動をしている部分がありますので、ぜひ胸郭の動かし方にも意識をおいて練習をしてください。
大きな動きではありませんが、コンパクトなスイングでも力強くオーバーヘッドストロークを打つためには非常に重要な要素です。
オーバーヘッドストロークをコンパクトに打つコツ(⑤ストレッチ&トレーニング)
手首や肩甲骨、胸郭の動きが重要だとお伝えいたしましたが、このような動きは普段の練習から意識をしていても、すぐに感覚を掴むことが難しいかもしれません。
ですので、練習で意識することに加えて、ストレッチのようなトレーニング動作で覚えると、パフォーマンスアップにつながります。
藤本ホセマリトレーナーがも実践するストレッチ・トレーニングがおススメです。
☆おすすめ☆ 【Check】⇒ 藤本ホセマリが生み出したバドミントン専用「ストレッチトレーニング」
シニアの方などは、練習と言えばゲームばかりになってしまいますが、自宅練習やスキマ時間にこのストレッチ・トレーニングをやると、非常に効果的です。
はじめは、ゆっくりと丁寧に、ひとつずつ行っていきましょう。
まとめ
オーバーヘッドストロークがコンパクトなスイングで打てるようになると、フットワークやテイクバックなどの準備動作に余裕が出てきます。
つまり、打ち損じが大きく減ってきます。また、速いテンポのラリーにも対応できるようになり、シャトルへのタッチも速くなります。
そして鋭い打球にもなるので、より攻撃的なバドミントンができるということです。
慣れるまでは練習に時間がかかるかもしれません。ですが、ストレッチ・トレーニングと一緒に、素振りなどでも上達できますので、ぜひ意識しながら実践してみてください。
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