ウォーミングアップの必要性とは?

練習法 トレーニング パフォーマンスUP

はじめに

バトミントンを始める際、いきなりシャトルを打ちこんでいませんか ?

一刻も早くシャトルを打ちたいと思う気持ちは非常によく分かります。でも、焦ってはいけません。

必ず、ウォーミングアップをしてからシャトルを打ちこんでください。

じゃないと、大変なことになりますよ。

ウォーミングアップとは

結論から言いますと、ウォーミングアップをしないと、ケガをするリスクが高まります。

ウォーミングアップとは、体温を高めることを意味しています。

人間の体は、体温がある温度に達したときに動作がスムーズになり、柔軟性も上がり心肺機能の働きも高まります。

暑ければ確かに体温は上がるので、ウォーミングアップは必要ないと思いがちですが、大事なのは筋温を上げることです。

そのためにウォーミングアップという準備が、必要になるのです。

筋温は、38度のときが最も能力を発揮できるとされています。

ウォーミングアップをせずにいきなり競技に入ると、トップギアに入らないばかりか、大きなケガを招く恐れがあり、息も早く上がってしまいます。

ウォーミングアップの効果

緊張をほぐす

ウォーミングアップで筋温が上がることで筋肉がほぐれ、そのことが脳にも影響を与えて緊張がほぐれていきます。

また、ホルモンの分泌も盛んになり、モチベーションも高まります。

柔軟性を高める

柔軟性を高めると、ケガや事故の発生が低くなります。

呼吸循環器の能力が高まる

走ったとき、脇腹が痛くなった経験ありませんか?

これは横隔膜の酸素不足が原因で、ウォーミングアップが不足していることに関係してます。

ウォーミングアップにより体温が上昇すると、血液循環が良くなり、酸素の供給量が増します。

呼吸数や脈拍数も少なくなり、運動への適応力が明らかに違ってきます 。

機能を高める

筋温が高まると、血流が増えて酸素や栄養の流れが早くなり、代謝の排泄も早く行われるようになります。

ウォーミングアップに要する時間

ウォーミングアップに、どれくらいの時間をかけたらいいのでしょうか?

結論から言うと、15分から30分がベストです。

  1. ウォーミングアップの時間は長すぎると疲れるし逆効果になります。
  2. 筋肉温度は動かない状態だと36.5度で固い状態です。この状態のまま運動をするとケガをしやすい状態。
  3. 運動する前には38度から39度まで温めると筋肉は柔らかくなるのでケガをしにくい。
  4. 38度から39度に上げるには、5分から10分ほどかかり、それ以降は変化が見られない。
  5. 40分以上の休憩を挟むと、筋温は元に戻ってしまい、効果は失われる。

以上のことから、開始時刻と終了時間は大切で、ウォーミングアップに要する時間は一般的に15分から30分間と考えるとよいです。

ウォーミングアップの手順

ウォーミングアップの手順。

あくまでもこれは一例です。

  • ランニング
  • 動的ストレッチ
  • 競技的ストレッチ(試合に近い動き)

ランニングから始めて、筋温を上げてから、ストレッチへ。

動的ストレッチで有名なのは、ラジオ体操などです。

身体全体を使う運動のことを、動的ストレッチとよびます。

動的ストレッチで筋温が上がってきたら、バドミントンの動きに近いストレッチへ。

  • 素振り
  • 壁打ち
  • ステップ練習

などです。

終わりに

以上、ウォーミングアップについて解説してきました。

シャトルを打つ練習だけでは、バドミントンレベルは上がりません。

コンディションを整えて、試合や練習で良いパフォーマンスを発揮するためには、日常的に身体と精神をベストの状態に持っていく必要があります。

ケガや体調不良があれば、パフォーマンスは低下します。

ウォーミングアップは、とても必要な必須項目となっております。

忘れずに行いましょう。

ここまで読んでくれて、ありがとうございました。

今回はこれで、以上となります。

ありがとうございました。

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この記事を書いた人たまろんたまろん
サッカー部と柔道部の2つしかない田舎の中学校でサッカーをしていました。中学二年のとき突如としてバドミントン部が新設されたので即座に転部。そこで得たバドミントンの楽しさ・面白さ。その魅力を発信していきたいと思います。
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