一連の流れから決める!2種類のダブルスの攻撃練習法
テンポが速く低い展開が生まれやすい、バドミントンのダブルスではドライブ、プッシュ、スマッシュがラリーの軸になります。
それを踏まえて、バドミントンのダブルスで求められるのはコンパクトなスイング軌道です。
「準備」→「スイング」→「次の準備」
という一連の動作が、より早くできることがダブルスでは求められる能力の一つです。
そこで今回は、このバドミントンでダブルスで重要な一連の流れを強化するための練習法を2つご紹介いたします。
バドミントン・ダブルス練習
L字ノック練習
コート内を「L」の字に動きながら攻撃していく練習です。
前回も話したように、後衛でのそのまま前に詰めて決めれるような攻撃性がバドミントンのダブルスでは必要になってきます。
そこで、このL字ノック練習で後衛のスマッシュからダメ押しのプッシュまで一連の動きを強化していきましょう。
【練習方法】 ①フォア奥からスマッシュ ②ドライブ ③プッシュ ④プッシュバック ⑤そのままバック奥へ移動し、スマッシュ ⑥ドライブ ⑦バックプッシュ ⑧プッシュ ※スマッシュとドライブはストレートに打つ。プッシュはクロスでもOK
この動きは実践を想定しているので、スマッシュとドライブはストレート方向に打ってください。
意識してほしいのは、より前でシャトルを触ることです。また同時に走りながら打たないこと。
しっかりと足を入れて打てるようにしてください。
また素早く準備をしながら、しっかりと構えて連続で打てるように意識してこのダブルス練習をしてください。
③→④と⑦→⑧の場面では、速いテンポの中でフォアとバックの握り分けが大事になってきます。
迷わず、しっかり決めることのできるグリップを素早く選択して打ってください。
練習の目安
1週を3セット(24球)。
複数人で行うときは、①~④を全員で行い、⑤~⑧へと移ってください。
バドミントン・ダブルス練習
前衛のヘアピン&プッシュ ノック練習
前衛の能力を高めることに焦点を当てた練習法です。
バドミントンのダブルスの前衛はラケットタッチの感覚も重要になてきます。
特に速い球に対して、素早く反応して当てられる感覚と、強弱をつけれる感覚が非常に大事です。
繊細な技術ではありますが、強く押し込むことも、前にも落とせることも身につけておきましょう。
そうすれば、フェイントも上達し攻撃の幅も広がってきます。
【練習方法】 ①フォア前でヘアピン ②その場でプッシュ ③バック前でヘアピン ④その場でプッシュ ※ノッカーは相手がハーフ球で返球したと想定
この練習法は練習者がネット前にヘアピンを落とした後、次の球をどう待つのかが重要です。
よく「次の球を意識しよう」と指導されますが、意識だけでは間に合いません。
ヘアピンの後に素早くラケットを上げてプッシュを打つには体で覚えさせる方が習得は早いです。
ノックで何度も反復練習をしてしっかり体に覚えこませていきましょう。
練習の目安
1週を5セット(20球)。
ノックは②と④のテンポを早めに出す
まとめ:種目にかかわらず取り組む
ダブルスのスキルアップを目指すには基礎練習だけでなく、今回紹介したような一連の流れをつかめるような練習も大切になってきます。
このような練習はダブルスだけでなく、シングルス選手でも能力の幅を広げるためには良い練習なので、種目にかかわらず取り組んでみてください。
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