シングルスとダブルスの“両方の練習”をすべき理由

練習法 パフォーマンスUP ダブルス シングルス

みなさんは、シングルスをメインで試合に出る選手ですか?それともダブルスを中心に試合出ますか?

ジュニア期はどちらの試合にも出る選手が多いと思いますが、高校以降はどちらかに絞って練習することが多いと思います。

スポーツ全般に言えることではありますが、最近では各種目で「専門」を作る傾向にあります。

そのほうが、集中して練習ができますし、熟練度も上がりやすくはなります。

ですが、バドミントン能力の“幅”を広げるためには、専門以外のこと(練習や試合)を経験することが効果的です。

そこで今回は、バドミントンにおける能力・プレーの幅を上げるためのコツについて紹介したします。

ダブルスとシングルスの特徴を知る

バドミントンのダブルスとシングルスでは、使うショットの頻度が違うことはお分かりいただきていると思います。

例えば、シングルスではクリアやカット、ロブ、ヘアピンなどを多く使いますが、ダブルスではドライブや、プッシュ、スマッシュなどがラリーの軸になりますよね。

ダブルスでもロブは使いますが、高いロブではなく、ドライブとロブの中間ぐらいの軌道である「低くて、速いロブ」が中心になってきます。

つまり、ダブルスの試合というのは「低くて速い展開」になります。

では、シングルスはどうなのか?

シングルスでは相手を動かし、展開を読みポイント重ねていく「大きな展開」と強打で攻めていくような「速い展開」があります。

選手によってどちらかの特徴が出てきますが、オールラウンドにできる選手も多数存在します。

いろいろな種目にこだわらない

ダブルスとシングルスの特徴を簡単に述べましたが、それぞれ自分が有利に展開をつくり、攻めることのできる特徴があります。

ですが、どれかの戦法に偏りすぎるてプレーの幅が狭まりすぎるといけません。

なぜなら、相手もその戦法に慣れてくるからです。

ですので、ダブルスでもシングルスでもラリー間、ラリー内で柔軟に使い分けていくことがより強く、プレーの幅も広がってきます。

それぞれの練習でプレーの幅を広げる

プレーの幅を広げるには、得意競技(専門性)を持ちながら、多種目の練習を積極的に取り組むべきです。

●シングルスがメインならば、ダブルスの練習を取り入れてみる。
●反対にダブルスがメインなら、シングルスの練習を取り入れてみる。

など、得意競技にこだわらず、色々な練習をしてみてください。

ダブルス練習で身につくもの

ダブルスはドライブやプッシュが多く、速い球に対するラケットワークが自然と身についてきます。

体の近くで速いシャトルをさばく感覚も、ダブルスならではの特徴です。

これはシングルスだけの練習ではなかなか高めることができません。

では、ダブルスの練習がシングルスにどう生きてくるのかといいますと、

ドライブやプッシュなどの速くて低い展開で劣勢を打開できるチャンスを作ることができます。

例えば、シングルスの試合で体力が消耗して動けなくなった場合。

ラケットワークを重視した速くて低い、ダブルスのような展開に切り替えれば、ペースを崩すことができます。

特にシングルスをメインに行っている選手は、ダブルスのような速くて低い展開に慣れていません。

ペースを崩して短期間のラリーに持ち込むことができれば、体力も消耗しにくく、ポイントを重ねていくことも可能です。

意外と格上の相手などと戦うときも、このようなダブルス的な戦い方をすると有効な場合も多くあります。

シングルス練習で身につくもの

一つは、相手を動かしスペースを作る展開作りの能力が身に付きます。

「どうすれば相手の体勢を崩せるのか?」
「どのように動かせばオープンスペースができるのか?」

このような、コートをフルに使った展開作りの能力をシングルスの練習で身につけることができます。

ダブルスでは勢いや強打で圧倒するプレーだと、ラリーが単調になりやくなります。

そこでシングルスの練習を行い、コートを大きく使い動かす能力を養うことができれば、ダブルスでも生かすことができます。

また、シングルス練習を行うもう一つのメリットは、なんといってもフットワークとスタミナです。

ラリーも長くなり一人で試合をする分、ダブルスよりシングルスではフットワークもスタミナも重要になってきます。

シングルス練習はこういったフィジカル面の強化もでき、またラリーを続けることでメンタルの強化もできます。

まとめ:色々な練習や試合をしてみよう!

個人の能力やプレーの幅を広げるという面で、ダブルスやシングルスにこだわらず、さまざまな練習をしてみてください。

また、チーム内でポジションを変えたり、種目を変えてゲーム練習もしてみましょう。

それぞれの良いところを取って、積極的にチャレンジしてみてください。

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