【有田圭一コーチ】「やる気」を考える①自分のモチベーションを理解する!

有田圭一 メンタル

以前、高校生の選抜メンバーで、日中韓交流大会の男子監督を任せられたことがあります。

もちろん、そこに選ばれる選手はモチベーションが高く、やる気に満ちていました。

中にはまだ少しうっかりしていて、協会より事前に配布されたウェアを忘れてしまった選手もいました。

総監督に注意されしょんぼりしていましたが、それはさておき、総監督は練習を見ながら、「モチベーションがないとダメ」と繰り返しお話しされていました。

「この中にモチベーションがない人なんているんだろうか?」と思いましたが、総監督の目からはそう映ったのかもしれません。

そもそもバドミントンを始めたての頃は、

  • 面白い!
  • 勝って楽しい!

と、モチベーションが高い状態になりやすいと思います。

そうでなければ、その後続けにくいですよね。

しかし、ある程度続けて上達していくと、必ず自分よりも上手な人と対戦することとなり、勝てない経験が増えていきます。

勝てないことが続くと、モチベーションは下がりやすいです。

私は小学生の時に野球を始めましたが、「きつい練習をやってもチームが勝てない」と辞め、その後始めたラグビーは「倒されて痛いうえに勝てない」を理由に辞めました。

今振り返ると、ただ単に自分が未熟だったので、それら種目の本当の楽しさに触れることができなかったのでしょう。

勝つと上がるモチベーション

バドミントンを本格的に中学から始めた私は、練習についていくだけでとりあえず勝てるようになっていきました。

強い先輩達がいて、強い先生がいて、という恵まれた環境でした。

始めてすぐに肘を壊してしまいましたが、周りの仲間たちがどんどんうまくなっていくのを目の当たりにすると、

  • 練習すれば勝てる!
  • もう一度あそこに戻りたい!

と、モチベーションを保つことができました。

そうしているうちに大阪府大会を抜け、近畿大会も何とか抜けることができて、全国大会へ出場することができました。

しかし、団体戦は3位。

もちろん素晴らしい結果ですが、チームにシングルス全国優勝選手がいたにもかかわらずだったので、自分たちダブルスの実力不足が出てしまった大会でした。

終わった時に、「もうやめてもいいかな…」と正直思っていました。

しかし、そこで先生から「これではやめられないな」の一言。

全国大会に出る人達と比べれば自分なんて全然…と思っていましたが、「挑戦してもいいのだろうか、でも先生が言うんだから間違いない!」とグイっと背筋が伸びた気分になりました。

負けると下がるモチベーション

高校で優しい先輩方達は、1年生で生意気だった私を温かく支えてくれました。

まだまだ感情に起伏が激しく、負けるとすぐにモチベーションが下がることもありました。

そんな精神状態でしたので、今まで勝っていた人に団体メンバーを決める校内選考で負けたため、選手としては登録されませんでした。

それでも、「なんでや?!」と納得がいきませんでした。

幼いですね。

全国大会会場では荷物番を命じられ、嫌々控室で待機していました。

試合を見ることもできなかったのでモチベーションが下がり、「これは楽しくない!」と拗ねていました。

しかし、大会後は2年生になると絶対に負けないと、心を燃やしていました。

武器を手に入れたモチベーション

進路選択として先輩が進学していた筑波大学も考えていたので、2年生の夏頃に練習に参加させてもらいました。

そこで学んだ「チェックスマッシュ」に、大きな可能性を感じて練習を重ねました。

学校の練習で負けていたOBさんとのシングルスで、それを試しました。

チェックスマッシュとクロススマッシュを使い分けると、15点ゲームの1、2点で勝つことができました。

「これは使える…!」

感動とともにモチベーションが一気に上がり、普段のランニングやトレーニングも自分で負荷を高くして頑張るようになりました。

次の試合が、待ち遠しくて仕方がなかったのです。

あきらめからの苦しみ

一気に突っ走り、全国選抜のシングルスに出場することができました。

そこで対戦した、片山卓也(元NTT東日本)選手。

素晴らしいシャトルコンタクトとスピードでした。

粘りましたが敗退。

来年こそは!と、次のインターハイに向けて頑張ろうと決心しました。

そして、夏のインターハイ。

4回戦にコマを進め、対戦したのは霜上和宏(元YKK九州)選手。

中学でも常に上位に食い込んでいた、とてつもないテクニシャンでした。

正確なハイクリアに加えて、柔らかいレシーブとスマッシュ。

ネットに絡むヘアピン。

粘ろうとしましたが、スピンネットをうまく返すことができません。

そのヘアピンをネットインさせ、さらにオンラインで決まった時に何かがはじけました…。

「これは無理だろ…」

あきらめの気持ちが、出てしまいました。

終わってから大学関係の人に、「終盤はあきらめてしまった?」と声を掛けられた時、

「しょうがないですよね、相手が強すぎました。ネットインでオンラインですよ…。」

と返事をしました。

自分から出たこの言葉を、30年以上たってもまだ忘れることができません。

その時に言い訳をした時の感情を、今でもはっきりと思い出します。

「一度やろうと決めたことをあきらめるとこんなに長く苦しむのか」

と、最近になっても考えることがあります。

次回に続きます。

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この記事を書いた人有田圭一有田圭一
バドミントンの名門校として有名な、「東大阪大学柏原高校」バドミントン部元顧問 バドミントン協会公認コーチ 短期間で、選手を劇的に成長させるその指導手腕が注目され、 これまで数多くのバドミントン雑誌で取材を受ける。 また、バドミントンの技術研究と、効果的な上達ノウハウの普及活動に余念がなく、 全国のバドミントンプレーヤーに人気のサイト、「バドミントンアカデミー」を運営。 選手としては、中学から大学在学中まで、バドミントンをプレーしており 個人戦で、継続的に全国ベスト16~32の成績を残した、優秀な選手でもあった。 シニア選手としても活躍し、全日本はもちろん、世界シニアにも出場している。
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