素早いスタートを切るための待球姿勢
この記事では、素早いスタートを切るための姿勢(構え)についてご紹介します。
前後、左右、斜めと360度方向に素早く動き出すバドミントンでは、正しい待球姿勢が非常に重要です。
正しい姿勢が、素早い動き出しに繋がります。
状況判断からいいスタートが切れるように、自分の待球姿勢を確認してみてください。
足幅を確認
スタートする前の準備として、この足幅は一番重要になってきます。
反応ができても、動きにくい姿勢で構えていると、対応が遅れてしまいます。
まずは、理想の足幅になっているか確認してみましょう。
理想の足幅は、肩幅と腰幅の間に足を置くことです。
肩幅とは、両肩の先から地面に下したラインの幅です。
また腰幅とは、両横の腰骨を地面に下したライン幅です。
この二つの幅に足を置くのが、一番の理想になります。
そして、体の軸は真ん中に保つようにしてください。
このエリアに足を置くことで、安定感に加え、強い蹴りからのスタートを生み出すことができると言われています。
また、つま先の方向にも注意が必要です。
つま先は、体の向いている方向に向けるのが基本。膝もつま先と同じ方向に向けてください。
多少、つま先が外側を向いていても問題ありません。(極端に向けるのはNGです)
内側に向いているのは、一番良くないので、注意してください。
足を置く前後の位置は、多少ズレていても構いません。
大きくズレてしまうと、前後方向には動きやすくなりますが、横と斜めの動きにが行いにくくなります。
ですので、バドミントンでは360度の方向に動けるようにしておくべきなので、平行に近い足の置き方が理想です。
きちんとした足幅で構えることができるようにしましょう。
無意識に開くことができるように練習してください。
姿勢を作る
足幅の次は、全体の姿勢を確認してください。
まずは、太ももとスネが100度ぐらいに曲げます。
こうすることで、スタートを切る際に地面を蹴る動作を力強く行えます。
次に上半身の位置も、重要になってきます。
まずは、前傾姿勢を取ってください。ただし、傾けすぎてはバランスが崩れるので注意してください。
膝の真上くらいに胸がくるぐらいがベストだと思います。
また、腕の位置にも気をつけてください。
肘は90度くらいに曲げ、脇は軽く開けておくのが、バドミントンでは理想です。
腕を伸ばしてもいけませんし、脇の締めすぎも良くありません。
力むことなく、腕を曲げれる状態で構えてください。
かかとを浮かせることも、強く蹴りだすには重要なことです。
スプリットステップで軽くジャンプすると言われますが、より無駄な動作を省くには、
動き出しのときに、膝を抜き、かかとを踏んで地面反力で動くほうがよりシンプルです。
①膝を100度くらいに曲げる ②上半身を傾け、胸を膝の上くらいに置く ③肘を90度くらいに曲げ、力を抜き、脇を少し開ける ④かかとは浮かしておく
■まとめ
動き出しをスムーズにするためには、きちんとした待球姿勢が必要不可欠です。
慣れないうちは、このフォームを常に意識してください。
最終的に、無意識でこの姿勢を取れるようにしましょう。
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