フォア側のレシーブをバックで上手く返す4つのポイント

レシーブ テクニック

今回は、ダブルスでよく使われるフォア側のバックハンドレシーブを上手に返すための方法をご紹介いたします。

強い選手達がフォア側のレシーブをバックハンドでレシーブしているのを見たことはありますよね。

なぜかといいますと、自分の身体より前でシャトルを打つ場合、フォアハンドよりもバックハンドの方が圧倒的に打てる範囲が広くなります。

そのほかにもメリットはありますし、逆にデメリットもあります。

初心者の場合、フォアハンドで取るほうが確実にはなってきますが、ステップアップのためにもぜひ覚えておきたい技術です。

ぜひ、参考にしてください。

“ダブルスでは大きなメリットになる”

フォア側をバックハンドで打つメリットとデメリット

フォア側をバックハンドで打つメリットとデメリットは以下の通りです。

できるなら、バックハンドで取れるようになるほうがダブルスでは良いですが、状況に使い分けてもフォアとバックを使い分けるのがベストです。

バックハンドでとるメリット

一番のメリットは、グリップの握り替えをしなくても取りやすくなることです。

バドミントンはシャトルのスピードが速い分、反応も早くする必要がありますよね。

ましてや、ダブルスだとこの対応の早さが勝負の分かれ目にもなります。

ですので、握り替えをせずに対応できることで、素早くラケットを出せるようになります。

その分、シャトルへのタッチも早くなるのでより攻撃的にレシーブができるようになります。

できるだけ体の前でレシーブをさばけるほうがいいので、バックハンドで対応できるようになるほうが、フォアでとるよりも恩恵は大きいと考えます。

☆バックハンドでのメリット☆

・グリップの握り替えをしなくても良い
・素早くラケットを出せるようになる
・タッチも早くなるのでより攻撃的になる

バックハンドでとるデメリット

バックハンドでレシーブを取るデメリットは、リターンのコースがストレート方向に限定されやすくなることです。

技術があれば、面の角度や振り抜き方向を変えてクロスにも打つことはできますが、ある程度の技術と習得のための練習量が必要です。

また、差し込まれてしまうと、レシーブが返せなくなります。

フォア側に来たときは、身体の前でとることがバックハンドレシーブの必要条件になりますので、差し込まれると返せなくなります。

その分、強い球も打てなくなるということです。

★バックハンドでのデメリット★

・クロス方向へ打つのが難しい
・差し込まれるとミスしやすい(強く返せない)

フォア側をバックハンドで打つコツ

フォア側をバックハンドでレシーブするにはいくつかポイントがあります。

一つずつ説明しますので、以下のポイントに注意しながら練習してみてください。

目線は低く、ブレないように

腰が高いと、フォア側の低い位置に飛んできたシャトルを返すのは非常に困難です。

腰よりも高い位置でとれるようにするためにも、肩幅よりも少し広くスタンスを取り、低く構ええることを意識しましょう。

広すぎるスタンスは次の動作が遅くなりますので、注意してください。

そして、目線は上下にぶれないように頭を動かさないようにしてください。

これはレシーブ全般に言えることではなりますが、フォア側に来たスマッシュをバックハンドレシーブで返す時には、重要になってきます。

飛んできたシャトルに体を入れる

フォア側のレシーブをバックハンドで打つのが苦手な選手は、ラケット(腕)だけでとりに行こうとします。

ですが、体から遠くなればなるほど、体の前で打つことが難しくなります。

ですので、飛んできたシャトルに対してしっかりと体をいれるようにしてください。

もちろん足を運ぶことが大切ですが、無理な場合もあると思います。

そんな時でも、上半身だけはしっかりシャトルのほうへ持っていき、自分の体の前で捌けるようにしましょう。

絶対にラケット(腕)だけで取りに行ってはいけません。

前傾姿勢で“懐”を作る

ラケット前に出して前傾姿勢を取ることで、体とラケットの間に“懐”を作ります。

この懐がないと、ラケットを引くこともできなく、打点の奥行きも狭くなってしまいます。

ですので、怖がって体を引いたり、重心が高くなって前傾姿勢が取れないような構え方をしないようにしてください。

面を作って押し出す

バックハンドでのレシーブを相手コートに上手く返していくコツは、

(1)面を作り
  ↓
(2)押し出しながら
  ↓
(3)肩の外旋運動、前腕の回外運動を使ってスイング

この順番で打ってください。

苦手な選手というのは、どうしても返したいという思いから、大振りのスイングしてしまっているケースがほとんどです。

また、打ち始めから回外運動を使ってスイングし始めると、レシーブを点でしか捉えることしかできません。

ですので小さなスイングでもしっかりと飛ばすためにも、上記の順番で打つようにしてみてください。

では、簡単に説明させていただきます。

まずはインパクト面を作りしっかりと構えます。

面を作ったまま押し出すようなスイングができると「点」ではなく「線」で捉えることができるようになります。

つまり、軌道に合わせてシャトルを捉えることで、ミスも少なく安定してレシーブを打つことができるようになるということです。

その押し出して打つ中で肩をしっかり回し、前腕を外側に回してラケットを振り、フォロースルーを取っていくことも意識してください。

そうすることで、バックハンドでも力強く打ち返すことができます。

まとめ:ダブルス選手は身に着けるべき技術

フォア側もバックハンドでレシーブできることはのメリットはダブルスにおいて、とても大きな存在です。

少し難しい技術ではありますが、しっかりと練習をして身に着けておきましょう。

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