ミスを減らすための「4つ」の考え方
プレー中にミスが出る原因はなぜでしょうか?
ミスの原因というのは様々な理由がありますが、単純に「技術力不足」だからという、単純なものではありません。
なぜかというと、どんなに上手い選手でもミスは出てしまうからです。
これは仕方ありません。
時には、連続でミスが出てしまうこともありますよね。
ですが、なぜ日本代表のような上手な選手たちでも、ミスが出てしまうのでしょうか?
今回の記事では、このミスの最大の原因とその理由と、ミスを減らすための解決法についてご紹介いたします。
目次
ミスの原因は“時間”
どんなに上手い人でも、試合中にミスが出てしまうのは「時間がない」ということです。
- 十分に身体が入っていないのに、無理やり強打した
- ドロップを読んでいても、足が間に合わなかった
- 相手のショットが速くて、詰まってしまった
など、これはいずれも“時間”さえあればミスにはならなかったかもしれないものばかりです。
「時間がある」というのは、十分な体勢で打つことや、しっかりコースに入るということです。
時間といっても、コンマ数秒のレベルではあります。
ですがコンマ数秒といえども、打点や移動距離でいえば数センチのズレが生じます。
打点でいえば、このズレがミスになるかならないかは想像できますよね。
バドミントンではそのコンマ数秒がとてつもなく大きく、ミスを減らすか、増やすかの明暗を分けます。
時間を作る方法
しかし、逆を言えば時間さえ作ることができれば、ミスは大きく減らすことが可能ということ。
そこで、時間を作るための一番簡単な方法は以下の4つです。
・フットワークの効率化 ・ラケットの構え方の見直し ・テークバックの見直し ・次の球を素早く読む
では、ひとつずつ説明していきます。
フットワークの効率化
バドミントンにおいて、シャトルを追う距離はどれだけ長くても7メートル前後です。
この7メートルの移動では、どれだけ足が速くてもそれほど差はつきません。
ですので、いかにフットワークの動きの「無駄」を省いていくか、
つまり「フットワークの効率化」を図っていくしかありません。
- 無駄にジャンプをしていないのか?
- 自分に合った歩数で動けているのか?
- シャトルに合わせて動いていないか?
など、たくさんの要素はありますが、フットワークの練習をするにしても、自分の癖なども気にしながら、細部までこだわって練習をしてみてください。
筋力強化という方法もありますが、体格には限界もあります。
ですので、無駄を省いていくことのほうが効率的ではあります。
得意な方向で苦手をカバーする
また、フットワークの効率化として、得意な方向を知ることも大切です。
苦手な方向のフットワークを伸ばすのは難しいものです。
例えばフォア側が得意であれば、得意を伸ばして左寄りに立って苦手なバック側を警戒する方法もあります。
このような、フットワークの力量とポジションの工夫で、効率化を図り、ミスをしないための時間を作るは可能です。
ラケットの構え方を見直す
相手の球に早く反応するためには、構えるときにラケットを下げずにしっかりと上げておくこと。
これが時間を作り、ミスを減らすための簡単な方法です。
最近のラケットは軽くて、性能も良くなっています。
だからこそ、大きなテイクバックで飛ばさずとも簡単にシャトルがとんでいってくれます。
ラケットを下げて構えてしまうのは、悪い癖のようなもので、自分では気づいていないこともあります。
仲間に確認してもらうか、試合の映像などをみて確認してみてください。
テークバックの見直し
大きく振るのではなく、スイングを小さくすることにも時間を作る効果があります。
そのためにも、テークバックを見直してみてください。
ただし、筋力に自信のない小さなお子様などは、小さなテークバックで飛ばないという場合もあります。
そんな時は、まずは大きく振れるような練習をして、力のつき方に応じて、その力に合った最低限の小さなテークバックを心がけて行きましょう。
次の球を素早く読む
余裕を持った体勢、フットワークで打つためには、相手が次に何を打つか判断することが大切です。
そのためには、相手の体勢をみることや、打点を確認することも大切です。
良い体勢から打たれるコースはどこでも打たれる可能性がありますが、すごしでもズレらすと、相手は思い通りに打てなくなります。
つまり、コースが限定されることがあるということです。
人のフォームというものは、なかなかすぐには変えれないものです。
つまり、相手のシャトルへの入り方、フォームが十分か不十分かでショットを読むことができます。
これは、試合の中で判断していくのと、自分の経験から学ぶ必要があります。
相手のショットを読むことができれば、時間を作ることができ自分の態勢にも余裕ができます。
つまり、ミスも減るということです。
まとめ:時間を支配する
時間を作ることで、自分に余裕が生まれミスが減らすことができます。
また、それとは逆に相手に時間を作らせないことも考え事も試合で勝つには大切な考えです。
相手の時間を奪うことができれば、十分な体勢で打たれることもなく、相手のミスを誘うことも可能です。
“時間”を支配して優位に立てるような考えができれば、ワンランク上のプレーもできるようになりますので、挑戦してみてください。
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