【有田圭一コーチ】バドミントンにも繋がる行動の習慣化
良い成果を望むとき、大切なことは「やるかやらないか」だと思います。
「いつやるの?今でしょ」という言葉が流行したように、行動を起こすということは実は大変なエネルギーを必要とします。
哺乳類の一員である“人”は基本的に怠惰で、変化を嫌います。
今の状況の居心地がいいと、あえて痛みを伴うことはしません。
痛いのは本能的に嫌いですから。
しかし、今の状態に満足していればそれはそれで楽しいはずなのですが、人には「欲」があるため、今の状態では不満になり“もっともっと”とより良い状態や結果を望みます。
そのために行動していくのですが、これがなかなか続かない。
「もっとこうありたい」と思っても、そのための行動がつながっていないことが多いのです。
そこで、「自己否定」する。
「自分は結局そうはなれないんだ」と考え行動をやめてしまう。
結果変われない。
今でも今までも、たくさんそういう部分が私にもあります。
- またやっちゃったよ…
- やめちゃってるよ…
と反省する部分が。
脳を騙す
ネットなどを見ていると、習慣を変えるのは「脳に覚えさせる」ということが最も重要であると書かれています。
本能的に、「その行動が日常的なもので心地いい」と思わせるということです。
脳が「普通の状態」だと、錯覚を起こすまでの時間が書かれていました。
- 行動 1か月
- 身体 3か月
- 思考 6か月
読書などや英単語帳などは、7回読めば忘れないと言われています。
それを1週間後、2週間後、1か月後と繰り返していくとのことでした。
「TOEIC」の勉強
昨年の2月に奮起して、6月のテストまで4か月間、全力で勉強してみようと取り組みました。
報酬は、もちろん得点アップです。
それまでに3年くらい語学教室に通っていて、英語力はそこそこついていたと思っていましたが、なかなかTOEICのスコアが上がらない。
どうすればいいかを息子(海外留学経験あり)に聞いたり、書籍などから学び実践しました。
まずは勉強時間を記録して、1週間の勉強時間を達成することから始めました。
朝は5時半に起床して、出勤前に1時間。
そして、帰宅後は2時間程度やり、平日は3時間確保していました。
休日は6時間程度。
最初の1か月目に比べると、4カ月目には学習時間が減っているのがわかりましたが、一応ノルマは達成できていました。
テストの結果は…80点アップ!
…ってそれだけ?というのが正直な感想でした。
200点くらい上がると思っていたのに…。
点数は上がりにくかったですが、試験終了後の疲れ方が今までよりは格段に楽になっていました。
これが報酬だったのか?
少ない報酬にがっかりした自分は、その学習方法を継続することはありませんでした。
食事
もう4年くらい続いていますが、食事の習慣は続いています。
「半日断食」に関する書籍や整体院の先生に勧められたりして、「朝食抜き」を実践しています。
人によるかもしれませんが、これで体重は増えなくなりました。
また、お腹に違和感があるときは、バドミントンのプレーが今一つで、特にプレー前の食事には気を付けるようになりました。
内臓の状態はプレーに非常に影響が出るということを身をもってわかったので、現在は昼食を豆乳ヨーグルトとリンゴ、ナッツ類で試してみています。
夕飯は普通に食べますが、補食は豆類が多くなっています。
報酬は
- 体重が増えないこと
- 内臓の状態が把握しやすくなったこと
- プレーに集中できるようになったこと
でしょうか。
報酬が大きいのか続けられています。
速読
新たな境地を目指すべく、「速読」教室に通っています。
まだ始めて2週間程度なので、習慣化はされていません。
しかし、実践していくと、「本を読むためのパワー」を減らすことができているように思えます。
ある程度の厚めの本を1回読むのに、1日でできるようになりました。
このリラックスして、「ひととおり読む」方法を学んでいる途中です。
また、同じ気持ちを持った受講生の方々と学ぶのも面白いので、続けられると思っています。
日記
朝起きてすぐに日記を書いて、思考を整理するという習慣が素晴らしい!という情報を得て実践してみました。
最初の1週間は、毎日ノートに3ページ分くらい書きました。
5時半に起きて、とりかかると6時過ぎまでかかります。
書き出すと、面白いくらいに色々なことが書けるものなんだなと思いました。
しかし、1か月くらいすると、1週間空いたりしてなかなか続かなくなりました。
朝起きるのが、辛くなってしまったのです。
勉強では何とか起きれていたのですが、日記では続きませんでした。
そうこうしているうちに、15分程度の時間しかなく、半ページしか書けなくなりました。
報酬は何だろう?
その実感がわかなかったのです。
今ではそのノートを見ると、「最近書けてないな~」と恨めしく見てしまいます。
行動を起こすには
人は行動を起こすまでに20秒以上迷ってしまうと、やめてしまうそうです。
たった20秒を超えることができないそうです。
ですので、20秒以内に行動を起こす「アクショントリガー」を、用意しておかなければならないとのことでした。
勉強を続けていた時は、朝起きてその部屋に入るとスケジュール帳を開いておいておき、そこに今からやることを書いて見えるようにしておきました。
書くものも、横に並べておいて見ると同時に始める。
これで、続けることができました。
ただし、期待よりも低い報酬だったので終わってしまったのですが…。
頑張りすぎると、よくないような気がします。
逆に身の回りに、これはあまりやらない方がという習慣、例えばテレビを見るとかなどは
- コンセントを抜いておく
- リモコンを遠くに置いておく
だけでも、効果があるそうです。
私は最近のテレビ番組のほとんどが
- 不安
- 欲望
を刺激するためだけに流され、それを長時間見ることで脳に刷り込まれると気づいたので、選んで録画した番組しか見なくなりました。
「不安」は恐ろしいです。
行動を制限され、よからぬ出来事を引き寄せます。
次回は、そのあたりも含めてお話しできればと考えています。
バドミントンの名門校として有名な、「東大阪大学柏原高校」バドミントン部元顧問 バドミントン協会公認コーチ 短期間で、選手を劇的に成長させるその指導手腕が注目され、 これまで数多くのバドミントン雑誌で取材を受ける。 また、バドミントンの技術研究と、効果的な上達ノウハウの普及活動に余念がなく、 全国のバドミントンプレーヤーに人気のサイト、「バドミントンアカデミー」を運営。 選手としては、中学から大学在学中まで、バドミントンをプレーしており 個人戦で、継続的に全国ベスト16~32の成績を残した、優秀な選手でもあった。 シニア選手としても活躍し、全日本はもちろん、世界シニアにも出場している。
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