ダブルスで相手の鉄壁ディフェンスを崩す方法とは?
バドミントンのダブルスで攻めても攻めてもなかなかポイントを奪えず、根負けしてミスをしたり、逆に相手にチャンスボールを与えてしまったりと、こういった場面が良く見られます。
その理由は相手のディフェンスの能力が高く、崩す糸口を見つけられないまま押し切られてしまうことです。
しかし技術的な問題もありますが、鉄壁のディフェンスを誇る相手にも活用できる有効な崩し方はあります。それらを順を追って紹介していきたいと思います。
目次
戦術での崩し方
力強いスマッシュを闇雲に打ち続けても、なかなか鉄壁のディフェンスを崩すことは難しいです。
しかしダブルスではペア同士息の合った戦術を徹底し、相手の嫌がるプレーを行うことで、こちらのペースで試合をコントロールすることが可能です。
緩急を付ける
どんなに強いスマッシュでも、リズムが一定だと簡単に拾われてしまいます。
しかしスマッシュとドライブや、プッシュなど多彩な緩急の付いたショットを織り交ぜることで、相手の出だしは鈍り、ディフェンスには穴が開いてきます。
1球で決めようとせずに3球、5球とバリエーション豊かに緩急をつける事が必要です。
相手を観察する
どんなにディフェンスが得意な相手でも苦手なコース、ショットは存在します。
試合序盤はさまざまなショット、コースを繰り出しながら、相手の得意なコース苦手なショット、フォームの癖を見極めます。鉄壁なディフェンスでも穴は必ずあります。
いきなりは余裕がないかもしれませんが、練習の時から相手を観察する癖を付ければ、試合の時でも常に相手を習慣的に観察することができます。
サーブでの崩し方
バドミントンは必ずどちらかのサーブで始まりますが、サーブを打つ場合、受ける場合でも最初に主導権を持つことが試合を優位に進める絶対条件です。
特に集中してプレーすることが必要です。
サーブを打つ場合
こちらがサーブを打つ場合、サーブを打ってサーブリターン、そして次の3球目が重要です。
3球目のショットで攻撃のフォーメーションを取るために、相手に上げさせるショットを打つことが重要です。打たれるのではなく、打たせるように相手を誘導する必要があります。
サーブを受ける場合
サーブを受ける場合、前衛の2球目の返球が非常に大事なショットになります。
少しでも浮いたサーブなら積極的に前へ出てプッシュで返す。
ただクリアするだけでは相手のチャンスとなってしまいます。
低いヘアピンでのレシーブも有効です。サーブレシーブの2球目は、絶対に上げない意識を持つことで、ゲームの主導権を握ることができます。
配球での崩し方
ショットに必要なのはスピードよりもコースです。
的確なコースを突くことで相手は体勢を崩し、打たされる形でこちらに有利な返球となります。
コースに加えて緩急を加えると、尚一層こちらのペースで試合を行う事ができます。
オープンスペースを突く
考えてさまざまな配球を行うと、相手はローテーション、連携のミスなどで穴が生じます。
その時に的確にその穴を突けるように準備が必要です。仮に返された場合でも、体勢が不十分でこちらにチャンスとなる返球になる可能性が高いです。
ペアのセンターを突く
相手ペア同士のセンターを狙うと、熟練のペアでも対応が遅れたりミスが生じ易くなります。
相手のフォーメーションがサイドバイサイドでもトップアンドバックでも同じです。
1人を狙う
バドミントンのダブルスでは、下手な方を狙うのは鉄則です。
ペアの力が拮抗している相手だとしても、1人を狙うことで体力を消耗させることができます。
まとめ
バドミントンのダブルスで鉄壁のディフェンスを崩すためには、頭をフル回転させて考えながらプレーする必要があります。
しかし、頭で考えたことを実行するのは練習で培われた技術です。地味な練習1つ1つの積み重ねが、バドミントン技術の地力を付け、硬いディフェンスの崩し方を実践できるようになります。
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