バドミントン史上初金メダリスト「タカマツペア」とは?

コラム


はじめに

東京オリンピックが、近づいてきましたね。

昨年、新型コロナの影響により開催されなかったオリンピックですが、今年ついに開催されます。

前回のリオデジャネイロオリンピックで、バドミントン史上初の金メダルを獲得したペア、タカマツが記憶に新しいと思います。

そこで今回は、金メダリストタカマツについて解説していきたいと思います。

それではまいりましょう。

タカマツ

高橋礼華・松友美佐紀

2016年リオデジャネイロ大会:女子ダブルス

2人の出会い

最初の出会いは、小学生時代。

高橋が小学5年生、松友が小学4年生。

奈良県出身の高橋のチームが、徳島県に遠征して松友のいるチームと交流試合をおこなったときです。

高橋は当時から全国レベルの選手で、松友も強いことで有名でした。

そんな2人は、このときに連絡先を交換し、小学校を卒業するまで文通を続けました。

その後、高橋は宮城県仙台市にあるバドミントン強豪校の聖ウルスラ学院英智中学に進学。

松友は、徳島の地元の中学校に入学しました。

そして、松友は中学卒業後に、高橋のいる聖ウルスラ学院英智高校に進学。

ここで、2人がペアを組みます。

高橋が高校2年生、松友が1年生の秋。

冷静でコントロールのよい松友が、繋いでチャンスを作って強気な高橋が決めるなど、おたがいの長所が上手く噛み合ったペアになりました。

その後、高校を卒業後も2人は同じ実業団に入り、ペアを組みました。

そして、オリンピックをめざしたのです。

金メダルの瞬間

ペアを組んで10年目。

世界ランキング1位でのぞんだ、リオデジャネイロオリンピック。

バドミントン女子ダブルスの決勝に進出した、高橋と松友。

このときの対戦相手が、デンマークのカミラ・リターユヒルクリスティナ・ペデルセンのペア。

このペアは、当時世界ランキング6位でした。

しかし、準決勝で当時世界ランキング2位の中国ペアをストレートで下しており、侮れない相手です。

ゲームカウント1-1でむかえた、第3ゲーム。

16-19と追い込まれ、万事休すかと思われた直後、なんと!

4連続得点で20-19と逆転!!

最後、相手の返球がネットにかかった瞬間、日本バドミントン史上初の金メダルが決まりました!!

高橋はその場で倒れこんで泣き、松友はピョンピョンと飛び跳ねて、笑顔をみせました。

10年続くペアはめずらしいといわれていますが、10年続けてたからこそ手にした栄冠でもあります。

お互いの長所を認め、お互いの短所を補い、お互いに信頼しあった、結果であります。

まとめ

残念ながら、2020年8月に高橋礼華選手が引退を表明し、13年のペアに終止符が打たれました。

東京オリンピックが延期になり、2021年まで気力が持つのか不安とのことでした。

タカマツペアは観られなくなってしまいましたが、2021年東京オリンピックでは、世界ランキング1位の桃田賢斗選手を筆頭に、13人の代表が内定しています。

どんな活躍を見せてくれるのか、今から楽しみです。

精一杯応援していきましょう!

それでは以上となります。

ありがとうございました。

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この記事を書いた人たまろんたまろん
サッカー部と柔道部の2つしかない田舎の中学校でサッカーをしていました。中学二年のとき突如としてバドミントン部が新設されたので即座に転部。そこで得たバドミントンの楽しさ・面白さ。その魅力を発信していきたいと思います。
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