ダブルスで先手を取る配球と戦術(サービス編)
2006年からバドミントンではラリーポイント制にすでに14年ほど経ちました。
バドミントンのダブルスはよりスピーディーに、低い展開が主流となり、ある程度のリスク覚悟で配球をするような戦術も多くなってきています。
つまり、相手より先に1ポイント取ることがとてもダブルスでは大事になっています。
バドミントンのダブルスで勝つための大原則は「下で取らせる」こと、
つまり、シャトルを上げさせるような配球と戦術がダブルスで勝つための条件になってきます。
目次
相手に上げさせる配球が大切
シングルスならば、走らせることや足を止めるような配球と戦術が原則ですが、ダブルスではパートナーもいるのでカバーもできるので、そうもいきません。
ですが、バドミントンで下から打たせるような配球ができれば、強い球はほとんど返ってきません。
さらに、下からのショットは繊細でショットの難易度もグッと上がってきます。
特にダブルスでは、最初から仕掛けるための配球や戦術が重要で、
サービスなら「3球目攻撃」、サービスレシーブなら「4球目攻撃」がとても重要です。
そこで今回はバドミントンダブルスにおけるサービスから3球目ついて、ラリーの主導権を握る配球、戦術の組み立て方の例を紹介したします。
ダブルスで先手を取る(サービス編)
基本コースで返球を予測
ダブルスでのショートサービスの狙いどころはおよそ、①~③です。
なかでも、①が基本でこのあたりの返球はネット前、ハーフ、後ろを含め、かなりの確率で青エリアのサイドにレシーブが配球されます。
もし、黄色エリアのサーバー側に配球されたら、ネット前は別として前衛は手を出さず後衛に任せます。
後衛は黄色エリアの後方もカバーできるように、注意をしておきましょう。
前衛が取るべき場所は?
ここで前衛として触るべき場所は、緑エリアに配球されたシャトルです。
“このエリアは前衛が取る”
ここに後衛が手を出してしますと、移動距離が長くなり、下から打つことになる可能性があります。
それですと、相手の前衛に叩かれるリスクが高くなりますよね。
何とかドライブを打てたとしても、浮き気味のドライブで配球してしまうと前衛にプッシュされ、後衛にはスマッシュをされてしまいます。
ですが、前衛が緑エリアの球を予測して前で取ることができれば、打点も下がらず、ネットすれすれに返すことも可能です。
そうなれば、相手は球を上げることしかできなくなります。
このように、ダブルスのサービスからうまく配球して、3球目から主導権を握ります。
ダブルスで先手を取る(サービス編)
対応に迷うコースに配球する
また、③へ配球するサービスも、相手はストレートが空いているようにみえるので、安易に打ってきやすい場所でもあります。
そこを読んで、バックハンドでクロスに返す戦術も効果的な配球の一つです。
さらに、②へ配球するサービスについて。
今のバドミントン選手のほとんどがレシーブをバックハンドで構えので、②へサービスを打っていくことは、フォアかバックか対応に迷うコースです。
バックハンドで打つとサイドラインを割る可能性が高くなります。
逆にフォアで打ってくる場合は、相手の体勢が少し窮屈なので、多少浮いても叩かれるリスクの低いコースとも言えます。
まとめ:サービスも攻撃の手段
バドミントンダブルスではレシーブを好んで先に取る選手が多いですが、サービスも戦術を理解して、相手返球の配球を予測することができればからでも十分に主導権を握ることはできます。
また、攻めてポイントを取るほど、サービスに回るのでやはりサービスから攻めてポイントをとる戦術を身につけておく必要があります。
サービスでも、余裕をもって攻めれることはバドミントンダブルスにおいて大きなアドバンテージです。
ぜひ、このダブルスの大原則とサービスの配球・戦術の基本は覚えておいてください。
参考:ダブルスの基本を学ぶには
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