重力でスイングスピードを加速させる
今回はショットに威力を出すための体の使い方の一つをご紹介します。
まずはオーバーヘッド系のショットについてお話をさせていただきます。
ですが、応用を利かすことができれば、どんなショットでも対応することが可能です
上達のための一つのエッセンスだと思って、読んでみてください。
腕の振りだけでは「限界がある」
オーバーヘッド系の攻撃的なショットと言えば、スマッシュ。
このショットの威力(スピード)を出すためにはどうすればいいのか?
・腕の振りを速くする
・体重移動を使う
・腕の回内運動を使う
・タメを作る
・肩から回していく
・腰の回転を使う
・高い打点で打つ
…など、細かいことを言い出すとたくさんありますよね。
先ほど例で挙げたなかには、あなたも知っている方法はいくつかあるはずです。
重力を利用する
今回注目していくのは「重力」です。
「重力加速度」という言葉を聞いたことはありませんか?
端的にいえば、物体を落としたとき、その物体の速度が単位時間当たりにどれだけ速くなるかを示した量です。
「重力加速度」そのものの説明は、省かせていただきますが、
何が言いたいかというと、“モノを落とせば、スピードが付く”ということです。
低くても、高くても、モノが落ちるてるときには、スピードが付きます。
この落ちるスピードを利用してラケットを振れば、スイングスピードも速くなります。
では、何を落とせばいいかと言うと、「自分の体重」です。
体重を最大限に使った打ち方
自分の体重を最大限に使って、スイングスピードが一番加速させることができるショット。
それはやはり、ジャンピングスマッシュです。
ですが、ただ単純にジャンプして打つだけでは、スイングスピードは上がりません。
高い位置で捉え”ない”
オーバーヘッドストローク時にできるだけ高い位置で捉えさせようとジャンプしながら打つことを指導されていることも多いようです。
もしかすると、あなたもこのように指導されたことがあるかもしれませんね。
ですが、この「高い位置」に縛られ過ぎると、スイングスピードは最高加速できません。
高い位置と言われると、どうしても最高点(ジャンプして自分の一番高い打点)で捕ろうとしませんか?
ですが、ジャンプして最高点で捕るということは、そこで一度自分は止まってしまいますよね。
もしくは、ジャンプの上がっている途中の場合もあります。
これでは、重力(自分の体重を落とす)が使えていませんよね。
インパクトのタイミングが重要
一番スイングスピードが出る打点というのは、ジャンプ時の最高点から、やや下がった位置でインパクトすることです。
打点は下がりますが、ラケットヘッドの振り下ろしに体重が下がる重力を加えることができ、より強いショットが打てます。
また、落下するタイミングでスイングする方が、重力により体幹も安定するので、着地時もバランスは崩れにくくなります。
①飛んだ途中でスイング ②飛んだときの最高点でスイング ③飛んで、最高点から落ちた位置でスイング
この3つのタイミングで実際に振って確かめてみてください。
きっと、③が気持ちよくスイングができて、体幹も安定しているはずです。
飛ばなくても重力は使える
ジャンプスマッシュのように、飛んで落ちる方法が一番、重力を利用しやすくなります。
ですが、立ったままでも重力を利用することは可能です。
立ったままでも、膝を抜くようにして、体(重心)を落とすことができれば重力を使ってスイングを加速させることが可能です。
ただし、前屈みになりすぎないように注意が必要です。
体重が両足間の真ん中に落ちているような感覚で落としましょう。
難しいかもしれませんが、これをマスターできればプッシュやドライブでも活用することができます。
まとめ
体の使い方を上手く利用し、スイングスピードを上げることができれば、筋力に頼るようなスングから脱却できます。
少し難しいかもしれませんが、色々なタイミングで重力を使ったスイングを試してみてください。
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