バドミントンが強くなるために有酸素運動は必要?
「スタミナがある・ない」という言葉をよく耳にすると思います。
ですが「スタミナ」とは、いったい何を指すと思いますか?
長距離が早く走れる事や、ラリーに粘りがあるなど、イメージはたくさんあると思います。
そこで今回は、バドミントンとスタミナの関係についてお話したいと思います。
有酸素運動はバドミントンに必要?
「スタミナ」には、いろいろな要素が含まれていると思いますが、バドミントン競技で求められるスタミナに関してのイメージは、
・強いスマッシュを打ち続けられる (瞬発力が落ちない) ・シャトルを拾い続けることができる (脚力が落ちてこない) ・長い時間の試合にも耐えることができる (身体を動かし続けることができる)
というような、事柄だと考えます。
以上のような能力を高めていくには、やはり有酸素運動(継続的に軽い負荷がかかるような持久系の運動)が必要不可欠です。
まず思い浮かぶのはランニングですが、ランニングが好きな方はあまり多くないのではないでしょうか?
また「バドミントンに有酸素運動は必要ない!」と思っている方も多くいらっしゃるかもしれません。
実は、無酸素運動(短時間で大きな負荷がかかる瞬発系の運動)のエネルギーを助けているのは、この有酸素運動です。
運動中、エネルギーは枯渇していく
例えば、先ほど挙げたスマッシュで例えてみましょう。
・強いスマッシュを打って相手から球が戻ってくる時間
・レシーブから次のレシーブまでの時間
・試合と試合のなどの中のインターバルやチェンジサイズの時間
などは、一見すると激しい運動はしていませんよね。
しかし、その瞬間にも体の中では激しい運動の中で使われたエネルギーを、有酸素性の代謝によって、一生懸命に補っています。
そのため、有酸素性の能力が低い選手は効率よくエネルギーを作り出すことができません。
そうすると、体の中のエネルギーがなくなってしまい、次第に動きが鈍くなっていくのです。
つまり、有酸素性の能力が高い選手は、少ないエネルギー消費で効率的な運動ができるようになり、筋肉も、より酸素を利用できるように適応していきます。
さらには、スタミナがる選手というのは、休憩などで得られるリカバリーの能力も高くなります。
自分にあったトレーニングスケジュール
このように、運動生理学視点から見ても、有酸素運動を行い、スタミナを向上させることは、バドミントンの競技能力を上げるためにも必要不可欠です。
大会までに間が空いている場合は、じっくりと有酸素運動をすることをお勧めします。
ですが、ジュニアなどの多感な時期や、時間の取れないシニア層などの場合。
技術練習に時間を費やすことも非常に大事なことです。
ですので、じっくりと有酸素運動ができない場合は、インターバルをとれるようなトレーニングスケジュールを組みことも方法の一つです。
例えば、
【STEP1】週に2回 1日1回30分程度の有酸素運動 (計60分/1week) ↓ 【STEP2】週に3回 1日1回30分程度の有酸素運動 (計90分/1week) ↓ 【STEP3】週に2回 1日2回30分程度の有酸素運動 (計120分/1week)
というような、自分の状況と余裕を見て、負荷を上げていけるようなインターバルトレーニングができるようなスケジュールを考えてみてください。
まとめ:有酸素運動を取り入れる
「有酸素運動=つらい・つまらない」というイメージがあるかもしれませんが、馬鹿にはできないトレーニングです。
バドミントンのパフォーマンスアップにためにも積極的に取り入れてみてください。
トレーニング方法はランニングはもちろん、バドミントンのフットワーク練習でもOKです。
じっくりと時間をかけて行いましょう!
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