【練習メニュー】オールショートで強くなろう!
バドミントンの練習メニューの一つである「オールショート」。
小学生から大人、トップ選手まで行っている定番の練習メニューですよね。
半面でも練習メニューがありますし、もちろん全面でも練習メニューがあります。
また、シングルス選手でもダブルス選手でも自分を追い込むには、ピッタリの練習メニューです。
特に前に返し、シャトルをより沈めることで、相手に上げさせ攻撃に転じる形を作りたいという理由から、最近の練習ではシングルスでもダブルスでもオールショートが主流となっています。
オールロングも大事な練習ではありますが、守備的な要素が強い練習メニューです。
そこで今回は、このオールショートの練習メニューについての注意点も含め、アレンジの練習メニューを紹介いたします。
目次
オールショートの練習メニューの利点
守りから攻めへと展開できる利点や、空調の影響を受けにくく、また戦術として使いやすいという理由でオールショートの練習多くを取り入れているバドミントンチームもあります。
またオールショートは、打っても打っても相手から返球されるの練習メニューです。
試合とは違い単発でラリーが切れないので、自分を追い込んで体力アップを見込むことができます。
つまり、厳しくしようと思えばすぐにキツくできる練習メニューです。
上手くなるためにはもちろん、効果的な練習メニューでもあり、自分を追い込み体力や、ミスをしないメンタル作りにも効果的なバドミントンの練習メニューです。
フットワークとコントロールも身につく練習メニュー
オールショートは切れることなのない練習でもあるので、安定したフットワークに加え、ショットのコントロールを身につけることのできる練習メニューです。
何度もシャトルをつなぐコントロールと、継続するフットワークを身につけることができるのも、このオールショートの練習メニューの利点です。
動かす側(球出し)の注意点
オールショートの練習メニューの効果を最大にするためにも、動かす側(球出し)も注意してほしいことがあります。
それは、できるだけテンポは速くすることです。
スタミナ、フットワーク、スピードつけるには、練習者を追い込める練習メニューにしないといけません。
ですので、できるだけテンポは速くして、球をとれるギリギリのテンポで球出しをしてください。
応用:フェイントを交える
どれだけ速くしても、テンポに慣れてくると追い込むことができなくなります。
そこで、球出しがフェイントを入れてあげることで、より実践に近い練習メニューになります。
フェイントを入れることで、足を止める効果があります。
わざとタイミングをずらしたり、ロブなのかヘアピンなのかわからなくしたりと工夫しましょう。
足を止めて、そこから動き出すことは練習者にとって、想像以上の体力が削られます。
応用としてのオールショートを考えるなら、練習メニューを増やすだけでなく、このように練習メニューの「質」を変えていきましょう。
オールショート基本メニュー
基本編(1対1)
●(動かす側) → 球出しはロブとヘアピン。ラリーが切れたとき様にシャトルを何個か持っておく ▲(練習者) → 練習者はドロップ、カット、ヘアピン
オールショートでは、ドロップ・カット、ヘアピンを打つ練習者はいずれのショットも高い位置で打ち続ける意識を持っておきましょう。
前に落とすショットに限定されていますが、理想は常にスマッシュを打てる体勢で打つ球の選択肢を広げておきましょう。
そのためには、必ずコートのセンターに戻るのではなく、次の球へ最短で動ける位置に戻ります。
その際に大事になってくるのは、戻る動きをしながらラケットの準備をしておくことです。
戻ることに意識を取られると、ラケットの準備ができないのは実践ではNGです。
ですので、このオールショートの練習メニューでは、相手が打つ前にスムーズなラケットワークできる「準備」と「構え」を意識しましょう。
オールショート基本メニュー
応用編(3点オールショート)
●と▲、●と▲が2組同時に行うオールショート。練習者(▲と△)は3点に動く
全面でコートが使えない場合、または2組で入る場合はこのオールショートの練習メニューを行います。
この練習メニューは効率的に行えるので、練習のローテーションが回りやすくなります。
動かす側も、試合を意識したポジション取りを意識してください。
その時、図の★に位置するセンターに来た球はフォアハンドで取れるようにすると、より実践的になります。
ネットプレーのあるオールショートの練習メニューでは、繊細なコントロールが必要です。
お互いにネットから浮かせないようにしながら、続けることを目標にしてみましょう。
オールショート基本メニュー
ダブルス編(3点オールショート)
ダブルスのオールショートの練習メニューは、バック側、センター前、フォア前と3パターンに打ち分けます。
ダブルスでは返球のテンポが速くなりますので、動かす側は一人だと対応しきれなくなります。
ですので、練習者の返球コースは1点にして、球出しはプッシュを中心に攻撃していきましょう。
プッシュが無理な場合はロブを打ってください。
3点に返すのであれば、球出しを2人にしてもかまいません。
速いテンポの中でコントールしながらレシーブをします。
後衛、前衛の動く範囲を覚えていくにも効果的な練習メニューですので、前衛、後衛それぞれのポジションで行いましょう。
まとめ
このオールショートの練習メニューはミスを少なくし、ラリーを続けて打ち続ける練習なので、体力的にも精神的にも辛い練習です。
ですが、フットワーク、コントロール、スタミナをつけることのできる練習メニューですので、積極的に取り入れてみましょう。
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