【シングルス】相手の苦手をついていく
前回は、シングルスでの戦い方で「得意を封じる」方法をお伝えいたしました。
今回は、苦手をついていく(弱点を攻めていく)方法をお伝えします。
まずは、苦手を探る
相手の苦手を探るには、まずはしっかりとラリーをしていくことが大切です。
苦手な場所に羽根が飛んでくると、相手はミスをしたり、返ってくる球が甘くなるはずです。
そのためにも、最初の基礎打ちや、試合の序盤で相手を動かしてみてください。
動かす方向も、
1.フォア奥 2.バック奥 3.フォアサイド 4.バックサイド 5.フォア前 6.バック前 7.ボディ
この7つの場所に、一通り打つことを試して、探っていきましょう。
例えば、フォア奥やバック奥などでいうと、初心者はバック奥(ラウンド)は苦手な選手が多いです。
足をさばいて動くのが難しいので、ここを攻めていくのもセオリーの一つです。
ただし、このバック奥が慣れている選手だと、身体全身を使い、ひねりを使った動作で、強烈なショットを返してくる場合があります。
ですので、安直に攻めるのもいけません。
また、フォア奥は対処しやすい反面、実は体を開いて下がり、打つことが多くなります。
つまり、しっかり打点の下に入れないと、力の入ったショットが返ってきません。
また、体が開いた分、前に出る動きにもつながりにくく、ネット前のショットが遅れる可能性もあります。
他の傾向として、身長が高い選手は、上のショットが得意な傾向があります。
しかし、その分ボディ周りのショットが苦手な傾向もあります。
ですので、相手を動かすにしても、頭を越すようなクロスへのロブや、クリアーは避けつつ、
ストレートなどのコースで対応しながら、相手を動かし、攻めていく方法も有効的です。
他にもありますが、先に述べたような特徴は、あくまでも可能性が高いだけです。
ショットだけでなく、次の動きなども観察しながら、相手の苦手を見極めてください。
苦手なところが見つかれば、そこを攻める
相手の苦手がわかってくれば、ラリーをしながら、そこを突いていくようにしてください。
ですが、相手の弱点ばかりを攻める戦術ではいけません。
球種やコースを組み合わせながら、相手を迷わせ、崩しながら弱点をつく。
色んなバリエーションを試しながら、攻めていきましょう。
また、相手を迷わせるという攻め方では、コースを読ませないことも注意してください。
ラリーがスムーズに行っているときというのは、相手は予測して動いているということ。
どこかで足を止めるようなショットを織り交ぜる必要があります。
難しいかもしれませんが、フェイントを入れながら攻めるようにしてください。
苦手なところを攻める時は、できるだけ相手の体勢を崩した時に攻めるのが効果的。
ですので、弱点を攻め急ぐのではなく、多く揺さぶってから、弱点をついてください。
パターンとしては、大きく対角線に動かすこと。
苦手な場所に対して、前後、左右、ナナメと、大きく動かせる対角線に動かすことがポイントです。
まとめ
バドミントンでは、苦手なところを攻めるのが基本というのは、皆さんも分かっていると思います。
ですが、苦手な場所がどこか分からなかったり、その攻め方がわからない人がほとんどです。
初心者や、シングルスが苦手な方は、今回の記事を参考に、戦術を見直してみてくださいね。
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