試合で勝つための思考を身につける

講師一覧 有田圭一 メンタル パフォーマンスUP

高校生の息子について相談です。

試合をすると、相手が疲れてきて体力的にも、
試合運びも断然有利な状況にも関わらず、
終わってみれば試合に負けてしまうことが
多々あります。

中学の頃からそうで、すでに負け癖が
ついてしまっているのかもしれません。

試合経験が少なく、小・中とほとんど
まともにコーチングに入ってもらった
こともない。

男子の人数が少なくダブルスを組める
ペアもまともにいなかったから・・・と、
言い訳じみた事も考えましたが、結局は
勝負意識が弱いのかも知れません。

試合をしていると、何も考えず打っている
と言われた事があります。

ショットの精度も良いとは言えませんが、
何故そこに打ったのか?どんな返球を
まっているのか?

「今、何をしたいの?」と聞かれ、
即答できない気がします。

中学では県ベスト16、高校では32。
もっと上へいけるはずなのに行けない。
結局考える力がないから・・・と言われます。

どうしたら考える力がつくのでしょうか?
どう意識を変えていけばいいのでしょうか?

何かヒントになるものがあれば教えて下さい。
ちなみに、自分のプレーを撮ったVTRも
有名選手の試合(VTR)などもほとんど見ません。

——————-【お答え】——————-

「成功」したいあまり、「失敗」を極端に嫌がって
いるのかもしれません。

勝っている時も「このままいけば…」と結語を考える
ことで脳血流量が一瞬で減り、集中力が切れることで
エラーが出始め、追いつかれ始めると逆に
「このままいけば…」と悪いイメージを強めることで
さらにエラーが増えるという悪循環かもしれません。

「何も考えていない」のではなく
「この後に続くであろう結果を考えすぎている」
のかもしれません。

今に集中できていないので、いいショットや
ラリーができたとしても、どうしてそうしたのかに
確信がないのかもしれません。

試合は「試し合い」の連続です。
試すことでどれだけ相手のことを知ったかが
大切になります。

そのためには意図を相手にぶつけなければなりません。
「ここに打てば勝てる」と思っているうちは自己中心的な
思考から離れられず相手のことがわかりません。

微妙な相手からの返球の変化や意図を感じることで
相手の性格や戦法を把握しなければなりません。

もちろん点数が進むのでいつまでも様子を見て
いられませんが、序盤はできるだけいろんな
ショットを打って相手を知ろうとするのが
戦術の定石です。

いきなり勝ちたい!ではなく、まず自分(成功欲)を
捨てて、相手と共にゲームを作っていこうとする共感が
大切だなと私は思います。

そこから相手の意図を外していければ自分のペース、
流れに持ち込みやすいかと思います。

この記事を書いた人有田圭一有田圭一
バドミントンの名門校として有名な、「東大阪大学柏原高校」バドミントン部元顧問 バドミントン協会公認コーチ 短期間で、選手を劇的に成長させるその指導手腕が注目され、 これまで数多くのバドミントン雑誌で取材を受ける。 また、バドミントンの技術研究と、効果的な上達ノウハウの普及活動に余念がなく、 全国のバドミントンプレーヤーに人気のサイト、「バドミントンアカデミー」を運営。 選手としては、中学から大学在学中まで、バドミントンをプレーしており 個人戦で、継続的に全国ベスト16~32の成績を残した、優秀な選手でもあった。 シニア選手としても活躍し、全日本はもちろん、世界シニアにも出場している。
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