バドミントンサーブ タイミングのずらし方

サービス・サービスレシーブ テクニック


バドミントンではサーブの良し悪しで戦局は大きく変わってきます。

厳しいコースへ打ち分けることで相手の出だしを遅らせ、強打での返球を防ぐことができます。

しかし、それだけでは相手に対策されてしまいます。そこで、コースへの打ち分けとさらに相手のタイミングをずらす技術を身に付けることができれば、サービスエースや相手の返球が甘くなり、3球目で確実に決めることができ、サーブによって試合の主導権を握ることが可能です。

バドミントンサーブとは?

バドミントンのサーブにおいて相手のタイミングをずらすのは非常に重要な戦術ですが、タイミングをずらすことに気をとられてしまい、反則行為をしてしまっては元も子もありません。

まずはバドミントンのサーブについて知る必要があります。

バドミントンサーブの種類

・ロングサーブ

主にシングルスで多用されるのがロングサーブです。

シャトルを相手コートの奥深く、エンドラインギリギリを狙います。

相手が前気味にポジショニングしている時や、疲れているときなど非常に効果的です。

・ショートサーブ

ショートサーブは主にダブルスで使用されます。

バックハンドでネットのギリギリを狙って打ち、相手のコートのサービスライン近くへ落とすサーブです。

ネットから高くなってしまうと相手にプッシュで返され、低すぎるとネットにかかってしまいます。比較的難しいサーブです。

バドミントンサーブのルール

バドミントンのサーブを打つ際は定められたルールがあるので、ルールに従ってタイミングをずらせる打ち方をする必要があります。

主な反則行為として下記が挙げられます。

  • 床から115cm以下で打たなければならない
  • シャトルのコルク部分を打たなければならない
  • 片足でも浮かせてはいけない
  • ラインを踏んではいけない
  • あからさまな遅延行為をしてはいけない
  • 一連の流れで打たなければならない

タイミングのずらし方(初級編)

バドミントンでサーブを打つ際の比較的簡単なタイミングのずらし方を紹介していきます。

最初のうちは難しいですが、相手の動き、コート全体を観察できるぐらいに余裕を持ってプレーすることで、相手のタイミングをずらすことができます。

相手の呼吸を見る

相手の呼吸をよく観察します。人間は息を吸うときに反応が遅くなる傾向にあります。

相手が息を吸うタイミングに合わせてサーブを打つと動作に一瞬の遅れが生じ、レシーブミスを起こし易くなります。

リズムを変える

構えてからいつも一定のリズムでサーブを打っていると、コースを打ち分けても相手はタイミングを取りやすいです。

常にリズムを変えることを意識して、構えてから一呼吸置いてからサーブを打つなど、変化をつけることが有効です。

タイミングのずらし方(中級編)

中級編では自分の打ち方を変則的にして、タイミングをずらせる方法を紹介します。

ラケットの動き自体を工夫してタイミングをずらせる方法なので、技術を習得するには練習の積み重ねが必要です。

ラケットの引き幅を変える

サーブを打つ際のバックストロークの幅を変えます。

都度ラケットからシャトルまでの距離が違うと、ラケットの振り始めからシャトルを打つまでの時間に変化ができます。

一瞬の変化ですが、相手の一歩目の動きを遅らせることができます。

変則的に打つ

ショートサーブ、ロングサーブを使い分けます。

シャトルを打つ瞬間までどちらのサーブを打つのか分からないフォームを目標とします。

左右の揺さぶりだけでなく、前後の揺さぶりを効果的に行えることができれば、相手は確実にタイミングがずれて、サーブの対応が後手にまわります。

まとめ

バドミントンのサーブを打つ場合、相手のタイミングをずらすテクニックを習得することで、さまざまな効果が見込めます。

相手の返球の際、厳しいプッシュやリターンエースを防ぐばかりか、サービスエースも狙え、得点に直結する技術です。練習の時から相手を観察する習慣や、プレーのリズムが単調にならない意識を常に持つことが、習得の近道となります。

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