守備にならざるを得ない時に打ち出すショット
週末は生徒の試合、シングルスの準々決勝~がありました。
同校の1、2年生対決もあり、1年生であってもそれなりの実力があるので2年生も緊張気味でした。
一組み合わせでは1年生が2年生にファイナルの末勝利し準決勝へ。
2年生には競っている時のエラー後の後悔がやはりプレー中につきまとっています。勢いを失い敗退。1年生は開き直って打ちまくっていました。
準決勝ではそれなりの実力通りの結果で終了。
決勝は校内でも競り合っている2年生同士の対決となりました。
1-1のファイナルゲーム、片方が16-11とリード。
「ここが勝負の分かれ目かな」
と感じたのでじっと見守っていました。
ネット前からのプッシュで(A)16-12(B)。
その後も守りながらも次の攻めの機会をうかがう積極的なレシーブ。
やはり流れを引き寄せました。(A)18-19(B)で逆転です。
しかし、ここからお互いに攻め合いデゥースに。
最後は厳しい体勢でも上げずに打ち込んでいった方(B)の勝ちに終わりました。この生徒とはよく話をしていたこともあり、その時の状況を聞くと、
「5点差くらいが勝負所。ここで引けば追いつかない。」
と思ったと話しました。
まさに私がそう感じたところであったようです。
ただし、勝負には運がつきものです。
デュースになった後はどちらが勝ってもおかしくない展開でした。
ラリーポイントでの早い展開は勝ってても負けてても5点差くらいが油断の出る最も危険なゾーンかと感じます。
林成之先生の仰るように、最後は逃げ切るというよりも、勝ち方にこだわることが集中できるコツなのだと思います。
さて、今回は質問がきているので答えたいと思います。
【質問1】守備にならざるを得ないときのショット
みみまるです。。
悩みの尽きない私です。
よろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
勉強になりました。
マルチプレイヤーは本当にすごいんですね!
ところで、悩みが。。。
1.攻撃から守備にならざるを得ないときのローテーションに迷う時があります。大事なことはなんでしょうか?
2.相手からのサービスリターンがやはりと思うほど厳しい私のバックサイドにきました。必死でとりましたが低いストレートロブになってしまいました。
(実はクロスネットにしたかったのですが、相手前衛が飛び込み注意!の方なのでやめてしまいました。)
きっと前衛にたたかれる! 私のペアはど真ん中のショートサービスラインより少し後ろで構えていて動かないので、私も一瞬迷いましたが、あにはからんや。。。
リターンはペア側フォアサイドのハーフに。。
彼女曰はくあなたが早く立ち直って回らなければダメ、立ち位置がわかってないみたいね、と言われました。
うーーーーん。。
どうやってまわるのでしょうか?クロスネットにして、ペアに前は任せた方がよかったのかなあ。
なやみます。
3.前衛に私がいて甘いロブが返ってきたので(バックサイド側)ラウンドして飛びついてたのに取れなかったシャトル。。。すみません!!
(判断が遅すぎた)といいましたが。。。。取ると思ったから。。。と言われてしまい。。
無理な手出しをしているのでしょうか?追いかけすぎ?
前衛のこぼれ球は後衛の責任と習っているので。。。
アーーーーーーー解らない!奥が深すぎる!!!
<答え>
1.守備にならざるを得ない時に打ち出すショットにマイナス感情が入っている時は迷いの元となるでしょう。
相手も攻め続けさせたくないのでいろいろな展開を狙ってきます。
しかし、攻めと守りの攻防こそがバドミントンの面白いところだと思います。
守らされる時にも隙があるならば攻めの展開に持ち込むことを虎視眈々と狙っておかなければならないと思います。
2.ストレートハーフを打ち出すということはそのままストレートで相手と勝負すればいいと思います。
プッシュされたとしてもなんとか返球を沈めることで前に詰められるきっかけが出来るかもしれません。
そのときペアが後ろに下がらないのであれば、沈めた後、後ろの位置まで戻り、相手からのストレート前への返球に対してはペアに取ってもらうのが基本でしょう。
ただ、強いストレート返球で相手に強く打ち込まれる場合は危険です。よくよくペアと話をしましょう。
3.飛びついていってしまった後の空振りで後ろがフォローする時はよほどの信頼関係がなければできません。
飛びつく前に「打つのは無理」という判断が早ければ早いほど後ろのフォローがしやすくなると考えてください。
ただ、前衛が少し動いただけでも、後ろはフォローできない時もあります。
そのあたりのやり取りは人はそれぞれのリズム、タイミングを持っているので難しい問題です。
バドミントンの名門校として有名な、「東大阪大学柏原高校」バドミントン部元顧問 バドミントン協会公認コーチ 短期間で、選手を劇的に成長させるその指導手腕が注目され、 これまで数多くのバドミントン雑誌で取材を受ける。 また、バドミントンの技術研究と、効果的な上達ノウハウの普及活動に余念がなく、 全国のバドミントンプレーヤーに人気のサイト、「バドミントンアカデミー」を運営。 選手としては、中学から大学在学中まで、バドミントンをプレーしており 個人戦で、継続的に全国ベスト16~32の成績を残した、優秀な選手でもあった。 シニア選手としても活躍し、全日本はもちろん、世界シニアにも出場している。
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