社会人の団体リーグ戦降格の危機

講師一覧 有田圭一 コラム

週末は社会人の団体リーグ戦がありました。

今回は降格の危機もありそちらに参加させていただきました。

20分のランニングも完走しストレッチング。

ウォーミングアップを完了させてトップダブルスに出ました。

相手は若く力強い選手です。

最初はロビングのアウトやサービス周りのエラーなどで0-4と離されましたが、1本とった後はセンターへの配給も決まり4-4。

私が少し固く、スマッシュが浮いた状態でペアが前へ詰めることが出来ませんでしたが、なんとかリードを保ちながら1ゲーム目を先取。

2ゲーム目はようやくスマッシュを沈めることが出来、ペアの前への詰めが効力を発揮できるようになってきました。

危なげなく2-0で勝利しましたが自分の中ではタイミングを合わせられていない股関節の弛み具合と肩関節の力みが気になりました。

チームとしても3-0で勝利。
降格の危機はなくなりほっと一息でした。

2試合目は一人が出場できていなかったので私はシングルスへ。

2複1単の打ち切りなのでまわってこないかもという気持ちもありましたが、いやいや、まわってきた時に心の準備ができていないと身体はもはや全く準備できないという状態になってしまうので、「氣」だけは切らさないように努力しました。

第1、第2ダブルスとも普段の力を発揮でき、手強い相手のダブルスに勝利。

勢いと氣の持ちようでこんなにもパフォーマンスが上がるのかと感心して見ていました。試合後は打ち上げです。

しっかりと呑んで仲間たちといろいろな話を交わしました。

今回の試合に向けて練習はしていましたが、ショートサービスが浮いてしまうことが一つの悩みでした。ネットを超えてからもシャトルが浮いていき、相手の返球に足を止められてしまいます。

そこからラリーの主導権を握ることは難しく得点力が上がらないことが多かったのです。

シャトルをまっすぐに当てることを意識し過ぎていたためか肘を伸展する運動のみで打ち出していました。

そうするとラケット面の軌道は弧を描くため安定してシャトルが押し出されません。

浮いたり浮かなかったりと不安定なためどうしても「入れよう」という意識が働き、結局浮いてしまっていました。朝起きた時に「肩を使おう」と何となく思いつき、肩関節の引きから押し出して打ってみるイメージを試してみようと会場へ向かいました。

試合前の少しの練習で試しましたがこれがなかなか安定して沈んでくれます。試合では時々ベリーショート(笑)しましたが、以前に比べて浮いている状態から押し込まれることは少なくなりました。

ショットに不安がある時は、違和感を感じているある部分を上手く動かそうと意識しすぎるあまり、身体全体の使い方が見えないのかもしれません。

今回のように少し離れて眺めてみることで違和感の解消につながることもあるのだと気づきました。

この記事を書いた人有田圭一有田圭一
バドミントンの名門校として有名な、「東大阪大学柏原高校」バドミントン部元顧問 バドミントン協会公認コーチ 短期間で、選手を劇的に成長させるその指導手腕が注目され、 これまで数多くのバドミントン雑誌で取材を受ける。 また、バドミントンの技術研究と、効果的な上達ノウハウの普及活動に余念がなく、 全国のバドミントンプレーヤーに人気のサイト、「バドミントンアカデミー」を運営。 選手としては、中学から大学在学中まで、バドミントンをプレーしており 個人戦で、継続的に全国ベスト16~32の成績を残した、優秀な選手でもあった。 シニア選手としても活躍し、全日本はもちろん、世界シニアにも出場している。
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