レシーブではシャトルを線で捉える

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夏休みに入り、合宿、強化練習会、練習試合をこなしながら、あっという間に7月が過ぎ去っていきました。

気温30度以上、湿度が70%という驚異的な不快指数とともに、毎日乗り切っています。

いろいろな学校から練習試合に訪れてくれ本当に有り難いと感じています。

今週末からいよいよ福岡県に出発です。今の現状に満足せず、常に進化できるよう精進して欲しいと思っています。練習試合では非常に技術レベルの高いショットを繰り出す選手がいました。

相手したうちの一人目の生徒は振り回されることに少しイライラし、粘るものの0-2で敗退。

次に相手した選手は転びながらもその厳しい球をつなぐのが2、3ラリーありました。そうすると不思議なもので、圧倒的に技術でねじ伏せることが出来るはずなのに、少しずつ少しずつエラーが出てきました。

そのうちに少しずつコートサイドではない甘い球が多くなってきました。不思議なものです。技術を支えているのはやはりメンタルだというのがはっきりと見える試合でした。

結局、フルセットぎりぎりでうちの生徒が勝ち切りました。本当に感動し、この選手は試合中に変わっていける素直な心を持ち合わせているなと思いました。将来が楽しみです。

やはり、周りから応援されるような、好かれる人でないと伸びないなと思いました。そういう人を育てたいなと感じています。

さて、今回は質問がきているので答えたいと思います。

——– 【質問】——————————–

先生こんにちは。
バドミントン部の高2の男子です。

最近スマッシュに対するショートリターンが
よくわからなくなりました。

今までなんとなくラケットを出してレシーブ
してたのですが、これは精度の高く相手を
追い詰める事のできるレシーブでは無いと
思いました。

しかし誰かに習ったわけでもなくなんとなくで
やってきたので正しいレシーブや形がわかりません。

先生はどのようにレシーブされたり、
生徒に教えたりしておられますか?

 

<答え>

レシーブでは最初は手首をこねたりするのではなく、
出来るだけ腕全体で、さらにシャトルを点で捉えるのではなく、
線で捉えながら運ぶことをイメージするように指導しています。

線で運ぶということはその時に足がシャトルに近づいて
いなければ線を描けません。また、シャトルを後から
押すように打つので特に逆手の使い方は重要です。

半身を逆手で誘導してあげることが出来ればスムーズに
シャトルの奥にラケットヘッドを運ぶことが出来ると
思います(表現が少し難しいですが...)。

慣れてくれば、出来るだけコンパクトに、点に近づく
ように打っていくことが理想です。

この記事を書いた人有田圭一有田圭一
バドミントンの名門校として有名な、「東大阪大学柏原高校」バドミントン部元顧問 バドミントン協会公認コーチ 短期間で、選手を劇的に成長させるその指導手腕が注目され、 これまで数多くのバドミントン雑誌で取材を受ける。 また、バドミントンの技術研究と、効果的な上達ノウハウの普及活動に余念がなく、 全国のバドミントンプレーヤーに人気のサイト、「バドミントンアカデミー」を運営。 選手としては、中学から大学在学中まで、バドミントンをプレーしており 個人戦で、継続的に全国ベスト16~32の成績を残した、優秀な選手でもあった。 シニア選手としても活躍し、全日本はもちろん、世界シニアにも出場している。
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