有効なショート・サービスの返球の選択肢・コツ

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週末は国体予選がありました。

シングルス、ダブルスを行いましたが少年男子は2年生中心のメンバーになりそうです。

成年男子出場選手として本校の卒業生が実業団選手1名、大学生4名参加しました。中でも関東の大学に行っている選手達は頼もしい雰囲気に変わっており、やはり大人になるとはこういうものなのかなと思いました。

そんな中でナショナルチームを取材している方(以前からの知り合いの方)から「関東の大学生(卒業生)の選手と今度食事に行くんです」と連絡を受け色々とメッセージのやり取りをしていました。

フェイスブックでのメッセージのやり取りが1時間以上続くという今までにない経験をさせていただきました(笑)。

そんな中で指導者の話になり、今度、大阪の方で全日本社会人があるので、選手もお招きしてお話ししましょうという展開になりました。

いやはや、少し緊張してしまいますが実業団の人とそういう話はなかなか出来ないので楽しみにしています。

生徒たちの方は少しずつ自覚の芽生えが浸透してきたのか、トレーニングルームなどがそれはきれいに掃除されていました。

色々と未熟なところがあるのは当たり前、しかし「やっぱり出来ない、だめだな~」などの不信感は強く持てばすぐに伝わってしまいます。

日によってころころと生徒に対する印象は変わりますが、少しずつの成長をゆっくりと見守り、毅然とした態度でダメなものはダメと言える姿勢は大切だなと思っています。(ま、私自身も高校生の時の青臭さは恥ずかしくて言えませんけど・・・(笑))

さて、今回は質問がきているので答えたいと思います。

——– 【質問1】——————————–

お世話になっております。

高一の息子についての質問です。

中学から引き続き高校でもバドミントンをしております。

5月くらいから手首が痛いと、うったえるようになりました。

練習中は、テーピングをしているようです。

手首が痛くなる原因とか痛みがある時の対処法とか教えて頂けると助かります。

練習量自体は、学校の都合で中学よりも少ない位です。

宜しくお願いします。

<答え>

私自身も今手首を痛めているので、同じ箇所かどうかわかりませんが、私の場合はバックハンドレシーブ時に無理なひねりが入り、親指の付け根の手首の部分を痛めました。

かれこれ1ヶ月ほどになりますが、テーピングをぐるぐる巻いたり、アイシングしたり、電子温灸器で治療したりといろいろなことをやっています。

が、なかなかよくならないのが現状です。

しかし、プレーしていて打つ前に「痛い、かも」と思いながら打つとやはり痛みが走るようなきがします。

無意識にここに打ちというように運動がつながっていると痛まない時もあります。

この違いと説明するのは難しいのですが。

ただ、最近思うのが、ラケットヘッドがスムーズに運べている時は手首に負担がかかりにくいのではないかということです。

先日の練習でラケットを少し短めに持ってヘッドの周しをコンパクトにすると痛みは少なかったです。

「剣先」という言葉がありますが、ラケット操作にも非常に大切な部分なのではないかと思っています。

 

——– 【質問2】——————————–

ショート・サービスの返球の仕方についての質問です。

自分は実戦でのヘアピンが苦手なので、真っ直ぐ足の長い返球を基本に、時々、それとは反対方向へ短く返すことをしています。

有効なショート・サービスの返球の選択肢・コツを教えて頂きたく、よろしくお願いします。

<答え>

まずトッププレーヤによく見られるのは、ネットから浮かないように両サイドハーフに沈める球です。

その返球を押し込んだり、さらに沈めたりしています。

または、前衛の正面にネット、ハーフ、串刺しにするようにプッシュです。

これは相手前衛とのやり取りになるので相手の様子なども色々と考慮しなければ狙われてしまいます。

たまに、目先を変えてコートサイド奥まで低く押し込んだり、後衛がアタックできない程度に上げてみたりということもあります。

最初から上げてしまうのはやはり不利な展開になるのであまりしないようですね。相手のサービスが良くても 慌てないことがまず大切です。

サービスレシーブで大切なのは、その球で決めるとは思わないこと。

その次の返球に対する待ちが非常に大切であることです。

ですので、レシーブを打った後、ラケットを上げて次を狙うということを習慣づけてみてください。

この記事を書いた人有田圭一有田圭一
バドミントンの名門校として有名な、「東大阪大学柏原高校」バドミントン部元顧問 バドミントン協会公認コーチ 短期間で、選手を劇的に成長させるその指導手腕が注目され、 これまで数多くのバドミントン雑誌で取材を受ける。 また、バドミントンの技術研究と、効果的な上達ノウハウの普及活動に余念がなく、 全国のバドミントンプレーヤーに人気のサイト、「バドミントンアカデミー」を運営。 選手としては、中学から大学在学中まで、バドミントンをプレーしており 個人戦で、継続的に全国ベスト16~32の成績を残した、優秀な選手でもあった。 シニア選手としても活躍し、全日本はもちろん、世界シニアにも出場している。
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