バックハンドのドライブのミスがとても目立つ時の対処法
こんばんは。有田圭一です。
週末には府総合大会がありました。
中学生から実業団まで幅広い年齢層の大会です。
今回は生徒が多くエントリーできたので大人や学生相手にどんな試合が出来るのか楽しみにしていました。
一応...コーチという立場ですが、私自身も年齢別に出場していたのでコーチングや応援なども生徒に任せていました。
面白いものでその方が一人一人が自主的にコーチングしたり応援したりと積極的に動くことができていたように思えます。
少しだけ部活動の雰囲気が変わってきているのではないかと感じました。
初日のダブルスは10組のエントリーでしたがやはり学生や社会人のレシーブ力に耐えきれずどんどん負けていきます。
攻めきれないともっと強く!と思ってしまうのか、強いアタック後のバランスが崩れているところを上手く切り返され、バランスが崩れたままのレシーブ体勢から出てしまう低い棒球レシーブを相手の前衛に押し込まれたり後衛から前方アタックされていました。
そのような前傾体勢から「力を抜いて沈めて」...などは出来ません。
早く触って奥まで返したい気持ちはわかるのですが、タイミングよく重力(体重)を上肢に、シャトルに伝えないと球はあまり強く打ち出せません。
レシーブは少しの重心の沈み込みが出来るかどうかで大きく変わるのではないかと思っています。
そんな中で2年生のエースダブルスは危うい試合を逆転勝ちしてからようやく力が発揮できてきて準優勝できました。
さすがに実業団のペアには取りきられて負けましたが良いダブルスでした。
私の年代別では...始めて組むペアだったので「集中力を切らさずに、次の瞬間にも勢いをつなげられるような内容に」をかけ声に最後まで走り抜けられました。
9月のマスターズに代表として出場できるかもしれません。
次の日はシングルス。20人もの生徒のエントリーで、一つ一つ見れませんでしたが、ここでの集中力という意味では新一年生の活躍が目立ちました。
初戦で油断する様が見られたので、少しだけコートサイドで話をしました。
それがよかったのかどうかわかりませんが、その後は粘りに粘ってベスト4。
2年生のエースにこそ負けましたが堂々たる結果です。
結果は2年生が去年の覇者(実業団のOB)を破って見事優勝。ベスト4に2年生と1年生が入りました。
高校生がベスト4に3人入ったのは今回が始めてです。
各自の目標に確固たる覚悟ができていると後は見守ることが大切だな~と感じました。素晴らしい!お見事!の一言です。
私は年代別でミックスに出ていました。
初戦で(心の)波に乗れずボロボロ(半分拗ねてた(笑))でしたが何とか開き直って勝ち進め、決勝は同じチームのペアと対戦。
いいところまで行くものの最後はスピードを上げられ1ゲームを落とすと、2ゲーム目も同じような展開で最後に逃げられて負け。
スピードを上げられ、ラリーのテンポが上がるとどうしてもそのリズムに乗っかって速い展開に持っていきたくなってしまう自分がいました。
その結果、ペアの方へ押し込まれるという悪循環。
相手がスピードを上げた時にこそ、それをはぐらかす緩さを作る余裕がなかったのが敗因でした。強に強ではバランスが崩れてしまっていたのでしょう。
とても悔しかったです(ラケットを何本折ったか...心の中で)...。
こういう気持ちがあるうちはまだまだ頑張れるな....
と次の日反省しました。青臭い思考、仕草がまだまだゲーム中に沸き起こってきてました。
当然の敗退です。
いつも後になって反省します。
言葉にする前の一瞬の間。
これを感じないと他人も自分も傷つけてしまいます。沈思黙考を積み重ねます。
さて、今回は質問がきているので答えたいと思います。
——– 【質問1】——————————–
有田先生こんばんは。
いつもメールマガジン楽しみにしています。
最近やっとフォアのドライブに自信を持てるようになりました。
しかしその分今まで出来ていなかったバックハンドのドライブのミスがとても目立つようになりました。
バックに構えた状態でドライブを打つことは出来るのですが、急にバック側に来ると納得の行くショットが打てません。
どのような練習をすれば良いのでしょうか?
また、自分ではフォアとバックの握り変えが上手くできていないのかと思いましたが、どのように練習すればよいのかわかりません。
握り変えの練習についても教えていただけませんか?
よろしくお願いします。
<答え>
バックハンドを打つ時に肩関節が上がってしまい、肘も上がることでラケットが横振りになっているのかもしれません。
ラケットヘッドは上げても肘はあまり上げず、肩甲骨も上がらないように気をつけてみてください。
握り変えで大切なのは、指による少しのラケットの回転だと思います。
これがインパクト前のラケットヘッドを上げる動作と同時に行うことが出来れば、スムーズに持ち替えられます。
ラケット遊びを多く行うことでその感覚は身に付きやすいかもしれません。
——– 【質問2】——————————–
こんばんは。
先生のメールマガジンをいつも楽しみに待っています。
現在高校2年男子です。
最近バックハンドが打てないことにとても不安を感じながらゲーム等をしています。
なんとかゲームをしているうちにストレートドロップは打てるようになりましたが、それはとても甘く、もちろん他のショットも打てません。
てきとうに投げてもらって打つというノックもしてもらったのですが、いまいち掴めませんでした。
どのようなノックなどの練習をすべきなのでしょうか?
段階やそれぞれの目標、出し方なども教えていただけませんか?
回答よろしくお願いします。
<答え>
不安ということはそのショットの成功イメージが頭の中に少ないためだと思われます。成功するまで繰り返し練習するしかありません。
その成功が多く起こるようになるまで「獲得したい!!」というモチベーションを維持しなければなりません。
そのためには遊び感覚で練習を続けなければなりません。
長く続けているとあ~しよう、こ~しようという考えが出来なくなってくる時があります。その時ことが身体が覚えてくれるチャンスです。
何事も6000時間行うと一通りの形になると言われています。
スラムダンクの桜木花道の話では「20000本シュートを打つ」という目標を立てて実行しています。
まずは自分で頑張ったら出来そうな目標をたて、それを何としてでもやり遂げるということが大切ではないでしょうか。
方法としては動かないところから動きを入れるというものがよろしいと思います。
「桜木花道 20000本シュート」で検索していると興味深い記事が出てきました。一度お読みになることをお勧めします。
http://www.aurens.or.jp/hp/miz5104/mg/6-2tuusin/039.htm
(心に残った言葉 - 抜粋)
ノートの字がていねいな人は行動もていねいになる。
続けることができる人はねばり強さが身につく。
勇気をもって発言できる人は積極性が身につく。
相手を見て行動できる人は優しさが身につく。
自分がやったことは必ず自分の財産になる。
バドミントンの名門校として有名な、「東大阪大学柏原高校」バドミントン部元顧問 バドミントン協会公認コーチ 短期間で、選手を劇的に成長させるその指導手腕が注目され、 これまで数多くのバドミントン雑誌で取材を受ける。 また、バドミントンの技術研究と、効果的な上達ノウハウの普及活動に余念がなく、 全国のバドミントンプレーヤーに人気のサイト、「バドミントンアカデミー」を運営。 選手としては、中学から大学在学中まで、バドミントンをプレーしており 個人戦で、継続的に全国ベスト16~32の成績を残した、優秀な選手でもあった。 シニア選手としても活躍し、全日本はもちろん、世界シニアにも出場している。
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