ラケットも剣術もそのように考える

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有田圭一です。

インターハイが終わりましたが、大阪ではもう既に夏の大会が始まっていました。

この大会では近畿大会の予選もかねており、帰ってきたらすぐの試合に選手共々なかなかモチベーションが上げられないようです。

それはもっともな話で、インターハイを目指してピーキングしてきたので、その後1ヶ月くらいは休ませてあげたいのが本当のところです。しかし、大阪は登録人数が多いため、2週間くらいぶっ続けで試合がはまっています。

それでも選手達は順当に準決勝まで勝ち上がり、後は同校同士という対戦までは持っていきました。インターハイで優勝した選手は負けてしまいましたが、もうその辺りは何も言いません。ただ、心身の回復を祈るのみでした。

その夏の大会もようやく終わり、全日本ジュニアの予選も続けて行われました。上位選手はナショナルメンバーなのでここはパスですが、連日の酷暑で会場はやはり35度以上になっています。

大丈夫だとは思っていますが、連日の試合の中でのことなのでこちらは氣をすり減らします。

来週からは群馬県での全国私学高等学校大会。いやいやいや・・・何たるスケジュール・・・帰阪翌日は始業式だなんて・・・。

インターハイが始まってしまうともう夏は終わりと思っていましたが、やはり今年もそのようです。

しかしッ!この週末は無理を言わせていただいて滋賀県で行われる「今を生きる人の集い」に行ってきます。

光岡英稔氏、甲野善紀氏、名越康文氏などのお話をしっかりと聞いてきたいと思っています。ツイッターをフォローしていますがなかなかの言葉の重みに押しつぶされています..。

さて、今回は質問がきているので答えたいと思います。

——– 【質問】——————————–

有田先生こんばんは。

さて、質問ですが、松丸一輝選手(現NTT東日本)の
ドライブ、レシーブ、の制度が高く、流れを変える
要素が強く、このようなプレーができるように
なりたいと思いました。

さらに、懐が広く、ラケットをずっと立てて
リターンしていたのが今でも印象に残っています。
あげない展開をつくるためにも、ラケットをずっと
立ててドライブ、ドライブレシーブは絶対に
必要であると考えます。

ドライブ、レシーブが上手な選手は他に、
日本ユニシスの早川賢一選手、金沢学院クラブの
山東亮太選手、があげられます。

これらの選手はリストが強いのではないかと
思われます。

そこで有田先生はドライブ、レシーブで流れを
変えるくらいの制度にするにはリストの強さは
必要であると思いますか?

私は特にリストはかなり弱いのですが・・・
あるいは他にどんな能力、意識が必要であると
考えますか?

 

<答え>

松丸一輝選手は高校生のときから注目していました
(http://badminton.ac/column/1005.html)。

もちろん、社会人になり握力は強化されていると
思われますが(手首の掌屈、背屈運動は握力の
強い弱いに関係しています)、やはりバランスだと
思っています。

上下のバランス、左右のバランス、前後のバランス
ですね。うまくいくときは臍下(丹田)の一点に
意識が集まっているようです。まだまだそのところまで
集中力は届いていませんが。

それと、最近感じるのが、ラケットヘッドの少しの
「上げ」です。剣術などでも剣先の位置や動かし方は
とても重要ですが、その動き、タイミングがとても
大きな意味をもっているのではないかと感じています。
ラケットも剣術もそのように考えるととても共通している
ところがあると思います。したがって甲野善紀氏の
剣の扱い方は今とても関心のあるところなのです。

この記事を書いた人有田圭一有田圭一
バドミントンの名門校として有名な、「東大阪大学柏原高校」バドミントン部元顧問 バドミントン協会公認コーチ 短期間で、選手を劇的に成長させるその指導手腕が注目され、 これまで数多くのバドミントン雑誌で取材を受ける。 また、バドミントンの技術研究と、効果的な上達ノウハウの普及活動に余念がなく、 全国のバドミントンプレーヤーに人気のサイト、「バドミントンアカデミー」を運営。 選手としては、中学から大学在学中まで、バドミントンをプレーしており 個人戦で、継続的に全国ベスト16~32の成績を残した、優秀な選手でもあった。 シニア選手としても活躍し、全日本はもちろん、世界シニアにも出場している。
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