フットワークは地面からの力を使え!
本日は、フットワークの動き始めについて、詳しくお伝えします。
素早い反応と、初動のスピードが大切なバドミントンでは、一歩目が非常に大切になります。
ですが、バドミントンの動き出しに関して、100メートル走の足が遅いとか、速いとかは関係ありません。
ぜひ、参考にしてみてください。
■動き始めに床を強く蹴る
動き始めは、両足で床を強く蹴ることが非常に重要です。
対戦相手が打つタイミングに合わせて、床を蹴ってみてください。
人は、静止した状態から速く動き始めようとすると、その場にいようとする慣性が働きます。
つまり、動き出しを速くするには、この慣性に勝つ必要があります。
では、静止した状態から速く動き始めるには、どうすればいいのか。
その為に、床からの地面反力を利用するのです。
両足で床を強く蹴ることで、床から体に反対の力を受けます。
この力を利用することで、動き始めをよりスピーディーに、行うことができるのです。
歩く動作も、この力を利用しています。
もちろん、強く蹴れば蹴るほど、歩行時よりも強く返ってきます。
ですので、バドミントンにおいて、動き出しは両足で強く蹴るようにしてください。
そうすれば、一歩目がスピーディーに動き始めることができるのです。
ですが、床を強く蹴って、高く飛び上がり過ぎてはいけません。
蹴りすぎて、空中にいる間にカットやスマッシュを打たれ、ノータッチになることがあります。
ですので、必要以上に高く飛び上がることは避けましょう。
軽くジャンプするか、一瞬、上げたカカトを強く踏むぐらいがベストです。
感覚としては、ボクサーの縄跳びトレーニングのようなリズムのジャンプです。
また、床を蹴った後の着地は、歩幅を保ったまま着地か、着地の際に少し歩幅を広げる程度で構いません。
動き始めで床を強く蹴った後、左右どちらかの足で1歩目を出しますが、
1歩目を大きく踏み出した場合、逆方向のフェイントに対して修正が困難になります。
1歩目は無理のない歩幅で速く出しましょう!
■足を引き付ける
もう一つ、ネット前などで大きく足を出した時の次の動き出しについてのポイントもお伝えします。
大きく踏み出した後は、そのまま踏み出した足で、地面を蹴りだしていけません。
なぜなら、体のバランスが崩れるからです。
さらに、大きく踏み出したあと、片足でパワーを出し切るには大きなエネルギーが必要で、疲れやすくもなります。
また、次の動作に移行するときも、時間がかかってしまします。
では、どうすればいいのか?
ここで、ポイントとなるのが、踏み出した反対の足です。
ネット前などで大きく踏み出した後は、反対の足を引き付けて、体の立ち上がりを速くします。
こうすることで、バランスが崩れにくくなります。
その後は、ホームポジション付近まで戻りますが、いつも速く戻る必要はありません。
しかし、いつでも速く戻れるよう体勢の立て直すことで、次の動作を素早く行うことができます。
スピーディーな動きには、打つ前の一歩目の動作が重要です。
縦・横・ナナメの8方向のフットワークや、縄跳びなどは手軽にできます。
自宅でも試してみてくださいね。
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