審判をする時のために覚えておきたい『スコアシステム』と『試合の流れ』とは?

コラム

はじめに

前回からの続きです。

バドミントンの審判をするために必要な基礎知識・ルールとは?

さっそく、【基本知識編後半】、いってみましょう!

審判員

審判員は最大12人構成となっており、各人数は、

  • 主審 [1人]
    試合、コート、その周辺に直接関係するものを管理する
  • サービスジャッジ [1人]
    サービスフォルト(反則)がなされた時にコールする
  • 線審 [10人]
    シャトルが「イン」か「アウト」かを判定する

大会の規模などによっては、線審を、6人や4人と少なくする場合もあります。

ちなみに、レフェリーとは競技役員長のことで、大会を総括的に管理する人のことです。

スコアリングシステム

基本的に

  • 1)21ポイント3ゲームマッチ

例外として、

  • 2)21ポイント1ゲームマッチ
  • 2)15ポイント3ゲームマッチ

が、認められています。

1)の場合、21点を先取したプレーヤー(ペア)が勝者です。

20点対20点で並んだ場合は、そこから先に2点差をつけたプレーヤー(ペア)が勝者です。

2点差がつかない場合は、30点目を先に得点したプレーヤー(ペア)が勝者です。

2)の場合、15点を先取したプレーヤー(ペア)が勝者です。

14対14で並んだ場合は、そこから先に2点差をつけたプレーヤー(ペア)が勝者です。

2点差がつかない場合は、21点目を先に得点したプレーヤー(ペア)が勝者です。

主審による、スコアのコールは英語です。

  • 0→LOVE   (ラブ)
  • 1→ONE  (ワン)
  • 2→TWO     (トゥー)

試合全体の流れ

試合の流れは、以下の通りです。

第1ゲーム

  1. どちらかが11点とる
  2. 1分以内のインターバル
  3. どちらかが21点先取し勝ち。
  4. 2分以内のインターバルとコートチェンジ

第2ゲーム

  1. どちらかが11点とる
  2. 1分以内のインターバル
  3. どちらかが21点先取し勝ち。
  4. どちらかのプレーヤーが2ゲーム連続で勝利したら「マッチ終了」
  5. お互い1ゲームずつ勝利の場合、2分以内のインターバルとコートチェンジ

第3ゲーム

  1. どちらかが11点とる
  2. 1分以内のインターバル
  3. どちらかが21点先取し勝ち。

インプレ

ラリーが続いている間のことを、インプレーとよびます。

インプレーではないときは、

  • シャトルがネットやポストに当たる
  • シャトルがコートに落ちる
  • 主審がフォルトかレットとコールする

の3つのケースがあります。

得点方法

「ラリーポイント制」

サービス権の有無にかかわらず、ラリーに勝った方が得点できます。

試合終了

マッチ(試合)は、どちらかが2ゲーム先取で終了します。

その後、主審が『ゲーム』とコールし、プレーヤーは

  • 相手のプレーヤー
  • 主審
  • 審判

たちと、握手を行います。

これは慣例となっているため、忘れずに。

最後に、主審が勝者とスコアを告げて、完全終了となります。

まとめ

私が学生だった頃は、「サービスポイント制」でした。

サービングサイド側(サービス権を持っている側)に得点が入るシステムなので、サービス権が無い状態でラリーを制しても、一向に得点が入りません。

上位チームともなると実力が均衡しているため、サービス権の移動だけ繰り返し、1試合に数時間かかったこともありました。

試合時間が長くかかるので、審判をしているとき早く帰りたくて仕方なかった覚えがあります。。

逆に実力差がある場合、サービス権を取得しても即座に取り返されて、ワンサイドゲームになることもありました。

私のことです。。

それでは次回、『審判の基本編』をお送りいたします。

審判について詳しく解説していきますので、よろしくお願いいたします!

それでは、以上となります。

ありがとうございました。

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この記事を書いた人たまろんたまろん
サッカー部と柔道部の2つしかない田舎の中学校でサッカーをしていました。中学二年のとき突如としてバドミントン部が新設されたので即座に転部。そこで得たバドミントンの楽しさ・面白さ。その魅力を発信していきたいと思います。
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